猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
季しみて 鶯の吟 谷わたり 我も縁わたる けふ白無垢で
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おおしまゆきこ
たちこめる雲は湿度の落し蓋むしむしむして虫が鳴いてる
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帆糸子
陽炎の罪に惑ひしわが罪を抱きて歩まん兩の目開きて
2
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舞
乱れ髪乱れてなおも艶やかに隠すうなじは誰がために染む
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蕾野
熱のときくらい言いたい「ありがとう」白いうどんに呑まれてしまう
2
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横雲
狭筵にねぬ夜の明けて霜柱結ぶもとくる君を待ちかぬ
7
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水鐘
立ち別れ夢に会うほか無かれども涙払いて笑みを留めん
2
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文麿
間違へし記憶のしつぽそのままに直さなければ正しきものを
5
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さる
春雨にしっとり濡るる母の名を刻みし墓石われに微笑む
8
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浅草大将
風ふけば寄する小沢のさざ浪や滋賀のたむらも明日は水底
8
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まぽりん
身を知れる雨は降るとも難波津のなにとて君に逢はざらめやも
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月澄
我賢し心しらふに忍ぶれど覚えずたまる袖の露かな
4
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庭鳥
わたくしの不幸は余所へお隣に降った悲劇が飛び火の我が子
5
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聴雨
いかばかり思ひ重ねて朝咲く露ににほへる白菊の花
15
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浅草大将
ゆく秋をしばしとどめよ初雪の降りやま里に残るもみぢ葉
15
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もなca
どこからか焚き火の匂い流れ来て深まる秋を知る夕まぐれ
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粕春大君
枝葉ちる小庭に出ればすず風のりんと響けり十六夜の月
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もなca
うす青の空の高きに漂える雲ひとひらとまがう月影
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あき
上空でどんと雷打ち鳴らし寒と暖とが争っている
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浅草大将
夏が来て青い山なみ霞なく村のをとめの髪なびく風
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