あめのお気に入りの歌一覧
思恋路
故郷の風をあつめて瓶詰にそれを大きな鞄に詰めて
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住川幸
上掛けが朝まで載っていたら冬 ベッドの下に落ちたなら春
22
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文麿
梅の香よ春を知らせよみぞれ降る別れの空はけふを限りと
18
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偽嫁
陽にとけて屋根の氷柱がつやつやと輝くばかりの春が滴る
27
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舞
光億の輝き見上ぐ同じ灯を貴女も見るとただ信じつつ
14
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詩衣
黒猫が漆黒の夜に同化してぽつりと浮かぶ二個の満月
10
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詠み人知らず
強風に飛ばされた吾の恋心 うまく泳いで達せよ君に
14
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千葉撫子
言の葉を風に乘せてシャボン玉屆くことなくぱちんと消える
5
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詠み人知らず
春の日にうかれた風のジャグリング 切りたての髪ひやかすように
19
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7
暗がりを怖がるきみを連れているぼくは宇宙へ行けそうにない
8
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みやこうまし
沈丁花ひっそり咲きて見過ごせば香り追い来て引き戻されぬ
24
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西村 由佳里
黒髪に 梅をあしらう 思春期の 乙女のように 春は来にけり
2
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民谷柚子
後ろからそっと呼ばれたような気がして振り向けば桜のつぼみ
7
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あまおう
過去に咲く桜の花の散りようも年輪となりきみ薄まりぬ
20
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三嶋
旅人の夜空に数多 星が降る 僕の知らない世界のひとつ
8
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