蜜柑のお気に入りの歌一覧
おちふう
絵画とは見方で変わる それならば 私は今を浮くか憂うか
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詠み人知らず
燃えたぎる激情欲しや我が歌に 冷えて寂しき心を詠めば
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木蓮
カタカタとボード打つ音だけ響く夫婦二人の秋の休日
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木蓮
捨て猫の君に悩みを打ち明ける答えが欲しいわけじゃないから
4
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みなま
秋の暮れ車にうつる雲みればあなたの不在 なすすべも無く
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夢士
秋の陽の深く入りたる家の内老い猫我と朝に舟こぐ
17
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木蓮
樽底に悲喜こもごもを詰めてきた 漬物よりもしわしわの手
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木蓮
畑出て私と同じ熟れすぎた残りトマトをもぎ取り齧る
6
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木蓮
悩んでも打ち明けられぬ理由あり 誰にも言えぬ背徳の恋
4
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小幸
どっちみちウソかホントか分からない絡めた指が今は真実
11
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おちふう
「気づいて」と「気づかないで」を往き来する私をよそに夜は更け行く
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葵の助
聞き飽きた彼の持論が指先で膝に描かせる今日はうずまき
4
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葵の助
赤子抱く友の隣で惨めさを隠すお高いジャケットの内
2
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由縁
過去の傷千千に乱れる心うち鎮めんと詠む中空の歌
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由縁
けんめいに浮きあがろうとしてもまだ「いないほうがいい」のことば足かせ
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詠み人知らず
幼き日罵声を浴びて育ったわ今が一番穏やかなりし
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木蓮
「ばかだなぁ」と置かれたその手温かく永遠になるただの一秒
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詠み人知らず
陽だまりにまるまる猫は心地よさ邪魔するなよと目で語りおり
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紹益
貴方から 旅立ちたいと 思えども なかなか切れぬ この腐れ縁
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藤袴
君往んで脱け殻になる日曜の昼はお湯のしんしんと沸く
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