御庭人のお気に入りの歌一覧
inosann
地に落ちた満月のごと対向車のヘッドライトは冷たく光る
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みやこうまし
憂悶は老いの慣いか永く生き史をかえりみて今を観るから
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恣翁
石蕗の濃き緑葉に置く滴 照る程に 雨降り増さるめり
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inosann
昨日の雨の余韻を残す道を営業車は行く休日の朝
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みやこうまし
「おいしい」と言わぬ認知の妻ととも為に作りし夕餉を食べる
9
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恣翁
じっとりと汗ばみ 火照る肌には 雨気を含む風ぞ重たき
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恣翁
陽炎に 栗の花穂は包まれて 蒼白き火や 燃え上がらせむ
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紫苑
暮れなづむ湾岸線にひとのなく高架を照らす灯の黙しけり
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みやこうまし
空梅雨の咎と言うべき紫陽花の艶なく咲きて色気満たざり
8
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詠み人知らず
鴨川に川床立ちてせせらぎの音も涼しげに鱧を味わう
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inosann
いくつかの心の傷が癒えるよう今日の出来事歌にしてみる
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みやこうまし
日の暮れて桜散り敷く道行けばどうだんつつじがぼんぼり灯す
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みやこうまし
老いてなお無くしたくない存在感幾千の歌詠みて残さん
10
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詠み人知らず
儚くも霞をまとふ眉月のこころもとなき夢のあとさき
30
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詠み人知らず
おぼつかぬ春の指先引き寄せてこの撓なる熱を分けたい
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あまおう
そういえば、厚手のコートが必要と嫌いなタイプのお天気キャスター
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みやこうまし
幻の椅子傍らに置いて待つあなたの坐る場所なんですよ
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詠み人知らず
夫婦とは所詮他人と知ったとき 互いが互いを尊重できる
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みやこうまし
人疎む時もあれば又人を恋う時もある白いブランコ
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みやこうまし
来年も咲くと思えば安らぎて桜咲き散るショウを楽しむ
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