よも式部のお気に入りの歌一覧
如月 氷花
さみしさが ならんだ夜の自販機で 百二十円のぬくもりを買う
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芳立
ほとぼりが冷めたらあすの朝早く帰つておいで愛しの鬼子
6
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南美帆
編みあがる前に心が離れゆき片手袋の行き場もなくて
26
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芳立
わが恋はけやきもみぢの染めかねて散りおくれたる青葉なるかな
12
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詠み人知らず
秋風に吹かれて落ちるひとひらのうつろう色を知る人もなく
19
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舞
名無き星群れるごとくに団地の灯その一つには待つ人のあり
12
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あまおう
トーストのバターのように滑らかにページをめくる白い指先
29
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驟雨
私など私なんかと言うよりも私だからとちょっと前向き
13
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ふきのとう
初売りに娘と揃いのバック買い鏡に映る我は華やぐ
11
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夕 牛
この歌を密かに胸に携えて 君と逢いたいあかつきの道
12
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文麿
朝まだき胸に登りて甘え來る猫の重さよ君ならなくに
15
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三沢左右
真直なる猫の長尾の涼やかに冬の陽を受く障子戸の傍
9
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麻倉ゆえ
離れても先輩の過去さえ好きで転校先で始めたチューバ
4
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詩月恵
おやすみがさようならみたいに聴こえたの 明日になったらまた会えますか
110
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詩月恵
明けましておめでとうって一番にあなたに言えて良かった 大好き
4
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あかつき
言の葉で切り傷負わす吾輩は寄り添うだけの猫になりたい
10
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麻倉ゆえ
冷えた手で「冷凍パンチ!」首筋に無邪気に触れて笑っていたい
8
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りゅう たいせい
聞いてよと言った続きが気になるが君の声消す雨降る音が
3
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只野ハル
長く乗ってきた列車を降りたあと行く宛もなくしゃがみ込んでいる
9
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もなca
いくつもの涙を知っているのでしょう星見るきみの静かなまなざし
18
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