ハルのお気に入りの歌一覧
みなま
ぐるぐるとこぶしで板書消すときの少年を帯びた横顔の美し
12
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沙久
ダメならばダメだと言ってほしくって 君の小癪な唇噛んだ
18
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絮谷新
朽ち錆たフェンスに莖を絡ませて蔓の仰ぐ高き光芒
16
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詠み人知らず
俗人と違うと威張る俗物の ふつー過ぎてる 朝のトースト
15
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灰色猫
画用紙に 描いた卵が つつがなく ひよこになるまで 陽だまりへ置く
34
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只野ハル
痩せ細り遺影の面影無き顔に言葉失いただ花を置く
18
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本能寺
夏の日を 声を枯らして泣き続けプラットフォームにセミはころがる
20
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詠み人知らず
もりもりと君らが食べてくれるから 世界を全部 好きになれるよ
18
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珠海
コーヒーが美味くなるたび澱のような苦い思いが積み重なりぬ
12
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もり
一同礼 言ってみていい?終電のひとは手中の携帯を見る
9
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やなぎ
「ともだち」と繋がり方を固定する君が崩しているモンブラン
5
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矢車菊
忘れてはいけないこともありますが、忘れられないこともあります
20
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富鴨
真実の見える角度を分度器で測ろうとする夜のキュビスム
19
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灰色猫
星を見て 泣いてる全ての 人のため 衛星軌道へ 放つ花束
38
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裕二
苦しかった日々にさよなら 大丈夫、夜明け前には空を飛ぶから
5
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紫苑
まなうらに揺れゐる薔薇のいろ冴えてティル・ナ・ノーグへつづく雨音
19
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詠み人知らず
カップルの 彼女がレジで サイフ開け 彼はそわそわ 前に置かれて
4
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都季
正論は優しくないから今だけは間違ったままの僕らでいよう
69
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あまおう
まっさらな 洗濯ネットは 渦の中 汚されてゆく 海外派遣
17
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あまおう
沈黙に肩を並べて堪えられる 線香花火が似合う関係
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