光本博のお気に入りの歌一覧
恣翁
春風は 柳と別れ惜しむがに 手折りし後も 枝戦がしむ
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光源氏
さみだれにただ泣き暮らす花の影心にかよふこゑを聞けども
10
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光源氏
流れての旅路の果てや草枕幾夜の夢を照らす月影
14
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光源氏
ながむれど我泣くこゑは風に消ゆ野辺の送りに光る白露
20
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葡萄
ひさかたの光かさねて香り立つみどり葉のうら添へる夏風
20
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麻倉ゆえ
離れても先輩の過去さえ好きで転校先で始めたチューバ
4
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紫苑
カリヨンが光の粒を撒き散らす夕べの街の傾りあやふし
5
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詠み人知らず
忙しい ふりして切った 長電話 好きになっては いけない君の
25
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もなca
はつ夏のみどり色濃き庭先に真白なみかんの花ひらく朝
10
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あき
コンビニでご飯をすますような日は贅沢したいハーゲンダッツ
21
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浅草大将
ひとり来て賀茂の河原に石を投ぐ誰にあふひの祭でもなく
16
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浅草大将
しながどりあはき初恋消えし日は遠くなるとのうらみ渦巻く
12
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風蘭
路地裏に群れ咲いていたカタバミが教えてくれたひかりのありか
24
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詠み人知らず
ただいまと玄関ドアを細く開け 出迎えは今日も君じゃなく猫
21
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詠み人知らず
だんだんと君の匂いが薄くなり 独りにもどる五月の夜半
17
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詠み人知らず
純白の日傘を斜(はす)に差した手の 心細さが語る失恋
23
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詠み人知らず
久々の休みに早く目が覚めて 無意識に着る悲しきスーツ
7
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詠み人知らず
母さんが頭を撫でてくれるから 豆の皮むき手伝ってます
4
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詠み人知らず
大都市のコインロッカー朝早く 昨夜離れた故郷を詰める
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詠み人知らず
文字だけで心通じることあれば 抱き合いながら恨むことあり
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