風蘭のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
水底に月かげの花やほの見えてかなしきものを思ひ出と呼べり
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詠み人知らず
みちの辺に月かげ絶へてうつせみの魂もこぼるるしらつゆの夜
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市川ありさ
好きだから何もいえずに去っていくこんなに空は晴れているのに
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たんぽぽすずめ。
ほんのりと姉妹はともに頬染めて酔ってる如き瓜二つかな
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三嶋
秋ならば詠める気がして筆をとり 何も浮かばず剥き栗を食む
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五穀米
珈琲の苦きは昨日一昨日の己が不実を知らしめる如
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紫草
おろおろと思考迷路に立ちおればぼやぼやするなと百舌が高鳴く
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falcon
「いいにおい」「うん、いいにおい」子供らが会話してゆく朝の平穏
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舞
日溜まりの温もり恋し夕暮れの今日を終えたる秋の寂しさ
13
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紫草
言葉では伝えられないこともある白鷺は風にのりて行くなり
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聴雨
しづか夜の心に降りしひとひらの歌に宿れる月のぬくもり
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聴雨
おほらかに背を抱かるる心地してふと眺むればやはらかき闇
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はな
明日へと回る時計が冷静にきみとの距離を引き離してく
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南 骸骨
葉脈の浮かぶ枯れ葉に指触れて今日は死ぬには良い日とぽつり
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falcon
樹のかげに佇つサングラス映り込む人妻となる君のドレスが
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舞
味噌汁の椀一杯の温もりの優しく沁みる朝餉にも秋
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はな
できるだけ軽快な曲聴きながらペダルをこいでがんばれ、あたし
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のんぼう
この国は狂ったのかと思ったら やっぱりとうに狂ってたんだ
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たんぽぽすずめ。
天国を信じていれば散りぬ日へ覚悟で抱く心に桜
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なんた
進んでも 進まなくても 苦しいね 守るべきものが多すぎる二人
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