もなcaのお気に入りの歌一覧
大野 冨士子
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
72
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inosann
秋の虫が眠れぬ夜に付き合って呉れてるようにリンリンと鳴く
26
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大野 冨士子
復讐は13日に限らない 君には見えぬ 背後のナイフ
59
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大野 冨士子
小雨落ち少し潤う山嶺を 割いて道路は 海の町へと
64
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大野 冨士子
夕暮れに猫の会議に遭遇し 静けさゆえに 三歩あゆまず
35
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恣翁
水平線 デッキの手擦りと交叉して 僅かに 上下に揺らぐがに見ゆ
18
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詠み人知らず
亡き祖母の 三面鏡ゆ仄匂ふ 白粉の甘きに 面影嗅ぎぬ
19
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藍子
柿の実の色付く秋の小春日和にまたやって来た母の命日
23
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まあさ
雨雲を 待ち続けている 紫陽花が 今日も見上げる 綿雲の空
27
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詠み人知らず
みどり降る隙間を抜けて拡がった 海は広いな 大き過ぎるな
19
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詠み人知らず
そうやって敵を増やして偏狭が ぼくの面積 針ほどにする
18
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び わ
庭先に妻の育てし紫陽花が模様散りばめ初夏をつげてる
11
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灰色猫
公園の真ん中にひとりどっしりと日向に眠る猫の風格
24
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紫草
でまかせのことばは風に飛ばされて誰かの胸の傷になるかも
22
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只野ハル
ほろ酔いの小さな憂さを晴らしつつ世界に満ちる不幸を忘れる
25
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kingface
子の時に寝転ぶ畑のそよ風が肌にまとひぬ夏日のはざま
11
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詠み人知らず
惑うとき我がくちびるの深き皺なぞれば外は降りそむる雨
31
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舞
密やかに果実腐たれて甘き香の満ちゆくごとき恋もあるかな
14
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詠み人知らず
父母がいて僕もいたこと過去となり 未来へ続く そういうルール
22
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詠み人知らず
きらきらを湛えた川の土手にあり 草を背中に 眠ったようだ
25
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