紫草のお気に入りの歌一覧
大野 冨士子
鼻水と泪とヨダレ落ちてくる 春はうららの 昼寝にするか
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大野 冨士子
おそらくは不惑を過ぎたその人が 少女にみえる この手紙では
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秋日好
愛用のコートを羽織りマフラーを忘れた朝に春は煌めく
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茂作
仕送りに添へた言葉は變はりなく 身體勞はれ心配するな
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830
きのうまで名前言うてた小一が俺俺俺て笑ろてしまうわ
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へし切
衣更着と言い得て妙の寒さかな 春は近きに 重ね着の朝
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夏深
偽りもなしに広がる青空を信じられると冬日の街で
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灰色猫
見返りのない愛ばかり望むのに天秤ばかり気にするぼくら
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舞
こんこんとしんしんと降る雪の夜は妻と籠りて昔語りす
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KEN
儚さと 冷たさ寒さ ひとしめて 枯れ野を染めぬ 雪 白肌に
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こむぎ
吹き吹けど散らす木の葉は既に果てつれなき風も寂しかるらん
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滝川昌之
ハモニカを吹く老人と聴く犬の二人が消えた冬のベンチに
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茂作
つくづくと嫌になるかな父に似て 妻に素直になれないところ
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横井 信
枯れ枝に痩せたメジロかショウビタキ春待つ駅の小さな仲間
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ガビー
寝室を分けたつもりはなけれども いつの間にやら犬と寝る妻
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草木藍
島影に沈む夕陽を眺めおり来るとき知れぬ人を待ちつつ
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うすべに
せわしなく枯れ木の網目を枝うつり めじろの先に一輪の梅
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Proverbe
分別も過ぐれば愚へと返るなり 中庸にこそ徳ぞ有りなむ
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まっちゃ
起きがけの冷えた甘めのコーヒーで貴方思い出す一月の朝
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茂作
春を待つ梅に賑はふ寒すずめ 聲音を眞似よ上手さは問はぬ
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