葵の助のお気に入りの歌一覧
悠々
ぴあの弾くひとのあるらし細雪音無く屋根に降りつむ夜かな
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みなま
鳥を詠む人の歌集のページごとひらがなの鳥カタカナの鳥
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詠み人知らず
人生に必要なのは上り坂つらくとも上る幸せの坂
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詠み人知らず
進化して退化いく僕たちの生殖器官と足の小指と
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松本直哉
爪立ちの子はせのびしてもみのきのうへにかざりぬきんいろのほし
3
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詠み人知らず
口きかぬされど弁当もってゆく冬将軍並み君の手強さ
4
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水海はるこ
プレパラートと防弾ガラス当たるまでどっちかわからないから気をつけて
4
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宮樹
友だちを見つつツマサキだけ君にむけている午後四時の教室
8
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みなま
独りではない、子供らをたのんだと自分はあがりのように言うのね
14
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鬼月
「春風が吹いたよ」 都会のアパートに空の小包届きぬ 弥生
3
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豊川浩
わたくしという名のわたし歩いてる影はどこまでのびるのだろう
7
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
306
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悠(ゆう)
悩んだねえ今日は特別悩んだよだから頭を打ちつけたいよ
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詠み人知らず
平穏な日々を過ごせる幸せよ 柚子を煮詰めてジャムを作れば
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みかるん
くちびるが私を呼んだそのかたちその音階をかみしめている
9
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詠み人知らず
大波の水が此処まで来ましたと 告げる看板林の中に
5
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紫苑
風の手の雲をぬぐへば水底を透かしてあはき陽のさし入りぬ
13
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紫苑
途切れたる会話におとす目のさきに盆の朱いろのわづかに深む
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紫苑
次はいつと小声に聞けば無造作に手帳をたぐる指さきにくし
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夢士
数多なる喪中通知の入りをり霜月に知る平素の無沙汰
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