こぐまじゅんこのお気に入りの歌一覧
へし切
くもりなくいつわりもなくきよくあれおのれをただしひとにやさしく
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横井 信
在宅の仕事をやっと片付けて滲んだ月のしずかに浮かぶ
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ななかまど
それぞれに己の宇宙を遊泳す 電車の中にスマホ持つ人
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ななかまど
しとど降る氷雨に顔をぬらしつつ急ぐを悔やむ猫柳かな
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茂作
幼きの小さな歩みいそがせて 土筆摘みにと春の土手行く
14
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横井 信
まだ暗いしずかな冬の朝に降る冷たい雨にこころが沈む
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へし切
しとしとと冷たい雨が春をよぶ雨があがれば啓蟄のころ
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平瀬たかのり
「君にもう報せることはないんだね」一次通過に吾の名はあれど
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秋蒔こむぎ
白黒の写真に問うたこの場所に君は何色みてたでしょうか
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横井 信
北風にいら立つ僕のふらついてそっと掴んだ冷たい手すり
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トウジさん
春菊がやさぐれ申す「おい、まだか」申し訳なく鍋する今宵
7
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横井 信
雨空の真っ赤に熟れた柿の実の線路の傍にそっと張り出す
15
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聴雨
うら枯れの葉先に光る露ながめ深きゆふべの雨を知る朝
12
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寄り道
背伸びしてみたところでねしかたないいまのわたしで勝負してみる
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ななかまど
ポケットのコインさぐれば霜月の朝の冷気を纏いておりぬ
17
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舞
父さんはあやしあぐねて母の手に揺られ抱かれて小春日をゆく
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滝川昌之
歪でも海苔がパリパリしなくてもおにぎりは家のお手製がいい
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舞
駅横のビジホの部屋の独り酒もの思わせる鉄路鳴る音
8
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仙人の弟子
ひんやりと 波打ち際も 秋模様 涙の恋も砂に洗はれ
7
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滝川昌之
西窓のゴーヤの蔓をはずしたら茜入りくる晩鐘の刻
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