二斎のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
凍る瀬の舟に白鷺一つ待ちくちばしに照るつらら悲しも
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詠み人知らず
いさなとり海の思ひの乾るときぞみるめと絶えぬわが命なる
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詠み人知らず
宵闇に身は隠るともわが恋は香にこそにほへ花のごとくに
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聴雨
春雷にふるへる窓にひと頻り心なだむる雨の糸かな
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浅草大将
散りそめし枝垂の梅を惜しむかに花を添へたる春のあわ雪
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トーヤ
一本の針にすべてを狂わされ定時帰りも雪の幻
19
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きな
雲の海天使の羽が降りそそぐ月船進む天の宮へと
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詠み人知らず
今日の日の悲喜交々を花として夕照に咲く土佐水木かな
10
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光源氏
おのづから波にあらはるることもなく夜を重ぬる貝の絵合はせ
9
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光源氏
衣手の名木の川辺に春の雨ただひたすらに別れ惜しみて
11
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紫苑
己がためならぬ希みの種ひとつまさぐる指のやはらかくあれ
16
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狭霧
春隣り氷閉じたる遣り水も流れゆくらし音もかそけく
10
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詠み人知らず
小雨降る沖の釣り人糸を垂れ瀬戸内の海凪ぎて暮れゆく
8
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詠み人知らず
月読の心は知れず短夜に影も朧になればなほさら
5
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浅草大将
そらの海かすみの浪につきの舟誰か今宵のかつら楫とる
17
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聴雨
解き衣の思ひ乱れて月のもと薄紅いろの花びらほどけ
17
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詠み人知らず
山川も風も草木もかがやくに何か春日の今日はかなしき
10
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浅草大将
うぐひすの涙を知るやしら梅の花をしづくの一つ零るる
21
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きな
白雲は変わらぬ時を流れ行き人の世は留まらずして似るは浮雲
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聴雨
杖のさき教ふる方を眺むればけさ咲き初めしふくら梅かな
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