狭霧のお気に入りの歌一覧
芳立
狭き宿の暑きにたへず開けつれば天路はさきに月の涼める
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紫苑
浮かびゐる檸檬の月に黙しつつマルガリータに交はすくちづけ
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芳立
海わたるなでしこの花盛りなり手折らぬままにもろびとぞ見る
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芳立
あさき夢さむればあつしぬばたまの夜のふかみをたのむひとり寝
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元円
夏至のころ朝日が届く門部屋をストーンヘンジとわれは名付ける
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詠み人知らず
にんげんは宇宙に行ってわたくしは猫のことばがまだわからない
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白亜
細波は歌詠む君の声のごと わたしの中に静かに響く
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白亜
波音に耳を傾け歌人は 内なる海を抱いて生きる
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白亜
すきな歌集を一冊教えて 紐解けば すこしは貴方に近づけますか
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蓮見
今風の パーマを初めて あててみた 淡い期待の 寝癖みたいだ
5
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ケンイチ
恋ふほどに愛しき月よぬばたまの夜にゆかしきは君ばかりなり
14
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みやこうまし
うつせみの世はうきものと知りながら言葉に頼る夢の架け橋
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みやこうまし
梅雨明けの空見上げれば白雲の泡より抜けて矛立ち上げぬ
7
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猿ノ丞狂介
辛かれど今仕分けねば目に見えぬ民意なるもの自公へぞ行く
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浅草大将
電話などかけてみたとて甘のがは誰しも金をかささぎの橋
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横雲
荒ぶれる魔物の仕業呪ひつつ変はる世願ひ忘れ草摘む
5
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浅草大将
逢へぬままひとり夜なべをしづはたにふるや涙の白糸の雨
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あそびくも
新玉の月さし昇り田の水面尽きることなく飴坊の跳ぶ
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浅草大将
するすみに鞍置きかけて悔いはなし我が屍を越えていけ月
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透子
夢路より戻りし君が訥々と我を聞き手に語る泡沫
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