あどりあんのお気に入りの歌一覧
falcon
君は守つてくれるとおもつてゐるかと老いたる友の不安げにいふ
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浅草大将
こまつるぎ我が明日しれぬ首筋に五月の風はつめたく光る
15
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浅草大将
身にくだる露をみそぎと忍びつつひとへに磨くたま虫の色
13
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あまおう
おかえりと十年ぶりに母と寝る四角い箱は窮屈でしょう
48
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詠み人知らず
睦言を季節はずれの潮騒にあずけていつか貝殻の中
25
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恣翁
月照らす岸の花神は頬染めて 螢に似たる漁火眺む
38
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詠み人知らず
どことなく大きくなって帰国した君の心の青い地球儀
43
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みやこうまし
沈丁花ひっそり咲きて見過ごせば香り追い来て引き戻されぬ
24
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ふきのとう
春の陽はやわらにそそぎ影さえもおぼろに見ゆる午後の町かど
27
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浅草大将
石投ぐる音の日も夜も絶えざらむ罪なき者の満ちみてる世は
12
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詠み人知らず
十字路の風の流れを変えながらビタミンカラーのトレンチが舞う
20
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浅草大将
御すがたは尊けれども亜麻布のひときれいかで我と語らふ
8
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恣翁
狭くとも 分け隔てなく春来たり 庭ゆ蒼天 仰ぐに足れり
36
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紫苑
格別の秘書ではあらう十センチピンヒールはく御目見以上
4
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あまおう
春の夜は霞に沈み静まりていっそう深く髪の毛座見ゆ
15
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更紗
今思う いくつになっても恋は恋 大人の恋などありはしないと
4
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あまおう
きみの居る空間に差す陽光は春の香りがするんだろうな
25
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浅草大将
尽くるなく長き恨みも花となり鳥となりせばなど歌ふべき
13
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浅草大将
誰もみなつもる思いに打ちとけず総括の夜を雪ふりしきる
13
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恣翁
苔多き槐の径を 一心に 客迎ふべく 落ち葉を掃けり
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