彷徨子のお気に入りの歌一覧
まき
ありふれたきみの名前がこの町にあふれてわたし、息ができない
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舞
太陽の匂える夜具に身体入れ手足を伸ばす 嗚呼我が家なり
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林ユキ
無花果はみどりやさしき実をさげて夏の終はりの光る雨つぶ
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浅草大将
君はなく酒も情もつきの夜は注ぐひかりに一人か酔はむ
17
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たんぽぽすずめ。
秋雨に枯れぬ造花の悲しさへ佇み癒す命の無常
13
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聴雨
暮れ六つのしとど降り頻く秋の雨見ゆるものみな真白に染めて
15
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聴雨
ひと雨にあらわれ渡る万物のいろ鮮やかに冴ゆる秋かな
12
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キタハラ
少女ではいられないのだ水道の水でつくったカルピスを飲む
20
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安奈
一年前泣いてた孫はこんなにも変わってません。じいちゃん見てる?
7
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酒井景二朗
惡童が疲れた草を踏み分けて小石を捨てに行く輕やかさ
3
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詠み人知らず
花は咲きかつまた散りぬはらはらと番号をうつ桜雨かな
6
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半格斎
身を沈め手觸りやさし湯の中にひとひの終はりをおゐて歸らむ
20
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聴雨
濃く淡く蒼かさなりし遠山のあをよりあをき逢へぬ想ひは
21
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ペニーレイン
人の消息聞くも煩し都鳥時が傲ればみな夢の泡
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細井香
削るのが命といわん生き方と重ねて今日を決めてしまった
10
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ムラサキセロリ
問四のために生まれたわけじゃない「先生、トイレに行ってきます」
11
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山桃
垂るる穂のつぶらつぶらに荘厳の手をかたどりて風は吹き越せ
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椿桂
花椿 月光浴びて 露光る 地に堕ちてなほ 咲き誇らんと
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三沢左右
暑き日の汗ひと玉をあかあかと血潮の色に染むる夕暮れ
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垂々
モノクロの経済紙上に雨が降る なるほど私泣いていたのか
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