半格斎のお気に入りの歌一覧
音蔵 雅秀
宵来れば 蛙楽団演奏会 同じ音色で飽きることなく
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音蔵 雅秀
愛し子の写真に向かい独りごつ 習いとなりし単身赴任
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天野まどか
公園は独りの吾に広すぎて西日に伸びる石像の影
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恵雪
洗濯物を靡かせ吹ける温風に乗りて届くは蝉の初鳴き
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恣翁
野茨の鮮やかな白 初夏の陽に 今ぞとばかり咲き誇りける
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天野まどか
仰向けに寝れば青空広々とどこからが夏どこまでが夏
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天野まどか
何事もなく過ぎた日の晩餐の素麺啜る音高らかに
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恵雪
梅雨曇り 高度下げ飛ぶ旅客機の向かふ生駒の山も霞みて
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ななかまど
赤鬼のように猛り立つ日雷よ憤ることわれも持ちたり
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横井 信
梅雨空にそっと色づく薄雲のほおづき色の夏の夕暮れ
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横井 信
雨の日の川の流れの勢いに負けないように踏み出す一歩
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秋日好
かきいかだ浮かぶ海には煙立ち赤い鳥居ぞ切れ切れに見ゆ
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海野 冬雪
乳化剤これ怪しかろ故廃棄 わがパン・菓子は半分ほどに
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秋日好
青春の三歳を過ごした街だからドームを見よう遠回りでも
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天野まどか
押し花をそっと挟んで返す本君よ気づけよ吾が花言葉
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秋日好
日本なら夫も長生きしたかもと心の棘が夢見に顕わる
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ななかまど
礼文島の小さき入江の物語浜茄子咲いて夏が始まる
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へし切
やうやうに入りたる梅雨は常ならず降れば激しく降らねば酷暑
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恵雪
段差にて転ぶ媼に母覚ゆ 支へて嬉し恩送りの縁
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恵雪
五月雨に清められたる緑樹の息吹の如き涼し風受く
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