恣翁さん
のうた一覧
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けふ終はり 明日をいかにと 眺め遣る 酒場の隅の 紫烟の向かふ
平成二十二年三月二十一日
19
職探しをしないといけないかも知...
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勇退を 勸めし人の 説明で 腹が脹れて 酸きもの上がる
平成二十二年三月二十一日
21
どうやらリストラ候補になってい...
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蹴飛ばしを つつきながらの 春の宵 話は盡きず はや更けにけり
平成二十二年三月二十日
26
蹴飛ばし:馬肉の俗称 東京・江...
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さいはての 昏き汀の 襤褸旗 藻屑のごとく 千切れはためく
平成二十二年三月二十日
18
歌会のお題を拝借しました。お題...
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蒼穹の 不安定なる 凧なれど 風に向かひて 高く上れよ
平成二十二年三月七日
18
前作は「堕ちないで」と女々しい...
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咲き初めし 小さき花を 愛により 連理の枝に 永久に擴げよ
平成二十二年三月七日
30
葉月きらら☆さん、お幸せに。
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珍しく おんぶしてよと 甘えたる 娘のおもさ 背に味わひぬ
平成二十二年三月六日
80
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繪手紙に 描ゐてみたし 鯖の身の 緋の血合と 白銀の皮
平成二十二年三月六日
26
単身赴任中なので、次にアクセス...
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伏せ居たる 女の尻の 稜線を 後ろからさす 夜半のつきかな
平成二十二年三月六日
23
直截的過ぎますか?
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名にし負ふ 音羽の垂水 石走る 白き飛沫を 輝かせつつ
平成二十二年三月六日
19
音羽川は京都市山科区にあり、現...
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春告げて そぼ降る雨は やはらかく 鎭守の森を 遠く烟らす
平成二十二年三月六日
34
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名も知らぬ 戀人逹が 陸橋の 夕映えの中 消えゆくを見る
平成二十二年三月六日
22
歌会のお題を拝借させていただき...
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木洩れ日の 背に感じたる 温もりを 確かめたくて そつと眼を閉づ
平成二十二年二月二十日
52
寒さが続いていましたから、春の...
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鉤型の 編隊を組み 翔ぶ雁が 南風に乘じて 一列になる
平成二十二年二月二十日
13
出張先の名古屋港で見かけました...
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息白く ボート擔げる 男の子らに 水温めりと 知らせられけり
平成二十二年二月二十日
26
早朝、荒川の土手を通った時に、...
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後輩に 職を薦めし 非を悔やむ 彼うつ病に なりたりと聞き
平成二十二年二月二十日
14
再就職を薦めた後輩が再び会社を...
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現し身の 女の肉に 惹かれゆく さういふ哀しき 人間が好き
平成二十二年二月十四日
33
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男女の川 現し身なくば 通へぬか 哀しからずや 人間の性
平成二十二年二月十四日
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混浴の 露天に浮かぶ 白き影 湯氣に烟りて 幻のごと
平成二十二年二月十四日
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雪深き 合掌造りの 窓の灯は 紫黒の海に 沈みたる星
平成二十二年二月十四日
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