恣翁さん
のうた一覧
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灯の照らす中のみ 雪の降るごとく 見ゆれば 傘を差さで帰らむ
平成二十四年二月二十日
21
先週の金曜日、都心でも小雪が舞...
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都合よく 目は捕らふれど 我が姿 レンズは忠実 残酷なほど
平成二十四年二月十七日
30
稽古の時、仲間がビデオを撮って...
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弾痕の付きしメットで 戦ひし 臨津江を 監視所に見る
平成二十四年二月十六日
16
青海の長雲 雪山暗し 孤城遙か...
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春風に吹かれ しつこく 電線に 絡み付きたる 破れ凧かな
平成二十四年二月十五日
18
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友垣の歌に学びて 今あるに 感謝の心で 詠み行かまほし
平成二十四年二月十一日
22
ありがとうございました。
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幼時には 口にもせざりし 蕗味噌の ほろ苦き味に 箸の止まらず
平成二十四年二月九日
23
行きつけの酒亭で、蕗味噌を酒肴...
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「やってない」 期待の淡く裏切られ 口笛吹きつつ 淋しく帰る
平成二十四年二月三日
13
ここは昨年8月27日にご紹介し...
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くさる莫れ 魚の一匹釣れずとも 空船満つる 月載せ帰らむ
平成二十四年二月二日
22
夜静かに水寒ふして魚食はず 満...
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勢子蟹の子と味噌 肴に 熱燗を ちびちび遣れば 憂さも晴れけり
平成二十四年二月一日
13
勢子蟹とはズワイガニの雌で、金...
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文机の花瓶に挿して 密やかに 香り混じれる 梅と水仙
平成二十四年一月三十一日
23
小閤沈々として 静夜長し 微明...
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文机の書こそ 展く能はざれ 頬杖で 降る雪に見入れば
平成二十四年一月二十九日
19
朝起きて、屋根に雪が積もってい...
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霧雨の 街をかなしく 籠めぬがに 冷たき悲哀 胸に満ちけり
平成二十四年一月二十七日
16
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世事に慣れ 純真なりし童心は 辿る夢路に甦るのみ
平成二十四年一月二十六日
22
少年の哀楽 人に過ぎ 歌泣端無...
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御通しの 雲子の甘さに 食堂の 鱈汁の味 甦りけり
平成二十四年一月二十五日
11
雲子とは、京都辺りでの鱈の白子...
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久里浜の蛸を肴に 吟醸の 馥郁たるを 味はへるかな
平成二十四年一月十九日
17
蛸といえば明石が有名ですが、関...
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飲み潰れ 夜更けに目覚め 老鶴の 鋭き声に 山月高し
平成二十四年一月十八日
22
山酒 香を吹いて 小槽より出で ...
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目標の頁まで読み 炉を掻けば 埋み火在るに 更に続けつ
平成二十四年一月十六日
29
人静かに 寒閨 月 廊に転ず ...
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生温き 血の滴りを 止めむと 瞼を閉ぢて 息吸ひ込めり
平成二十四年一月十二日
16
処方してもらっている薬を変えた...
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吹き上ぐる 川風に乗る 奴凧 於大藪まで 届きつるかも
平成二十四年一月三日
13
正月休みには、従兄弟達とよく凧...
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年明けて 厨に光 射したれば 阿多古火伏せの札 改めむ
平成二十四年一月一日
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