恣翁さん
のうた一覧
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南から涼しき風の吹き起こり 朝 余花の雨しめやかに降る
平成二十六年四月十八日
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緑蔭を作る尖りし葉に 透くる陽こそ 湖底に沈みたんめれ
平成二十六年四月十五日
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陽の光が葉に散乱して、太陽が湖...
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ざわめける木々の梢の その先に揺れて 木の芽の銀に光れり
平成二十六年四月七日
48
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掌に 乳房の重みを量るがに 馬酔木の白き花房を載す
平成二十六年三月二十五日
31
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朝まだき野道に 農夫と耕耘機 微風に 鳥の春耕誘へり
平成二十六年三月二十二日
30
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沈黙の木霊充ちたる森の気を 温めむとして 日差し這ひ入る
平成二十六年三月二十一日
47
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葉の先に溜まる滴は 日光を凍らしむがに 澄み切れるかな
平成二十六年三月十七日
30
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緑衣編む絹糸に似たる細き葉を 東風や裁ちけむ 鋏のごとく
平成二十六年三月四日
32
碧玉 粧ひ成りて一樹高し 万条...
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春めきし陽光浴びて 目交ひの屋根の雪から 水蒸気立つ
平成二十六年二月二十八日
23
ニュースで放映された、今日の甲...
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雪国に 春先駆けて 咲くといふ辛夷の花の雪や 解くらむ
平成二十六年二月二十五日
26
先週の木曜日から、インフルエン...
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雪解けの滴の音の軒巡り 葡萄棚から終には墜ちぬ
平成二十六年二月十二日
32
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芽柳も梅も 長江渡るなり 浮草の上に 陽の煌めけば
平成二十六年二月七日
17
独り宦遊の人有り 偏に驚く 物...
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雪原を 浚ひの風の滑りては ライターの炎を幾度も消ちぬ
平成二十六年二月六日
16
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橋渡れば せせらぎに沿ふ山道は 流れに任せ 対岸うねりき
平成二十六年一月十六日
28
昨年の台風18号により、牛尾山...
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明け遣らぬ舗道は凍てて 鉛筆で塗り潰すがに 黒く光れり
平成二十六年一月十日
17
今朝は、本当に寒かった。
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森々と古都に降る雪 重畳と連なる甍を 明日染むべし
平成二十五年十二月三十一日
32
小さくて見にくいですが、アイコ...
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寒気満ち 霜を帯びたる天の川 無人の地上を圧したるかな
平成二十五年十二月三十日
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雪冠るイヌマキの枝 撓垂れて 吐息つくがに 時に震えり
平成二十五年十二月二十九日
18
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荒涼と 闇に沈めるみづうみは 鉛のごとく動かざりけり
平成二十五年十二月二十九日
19
28日の夜、自宅に帰省しました...
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青葉から覗く柚の果 冷ややかに 目覚めさすがに 我が眼を射けり
平成二十五年十二月二十三日
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