紫苑さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 秋夜更け影と二人で歩きけり虫すだく野に沈みゆくまま 平成二十二年九月八日 12 もっと見る
- 群れ咲きしつめくさも消え泡立草ひくく傾ぎて秋は来にけり 平成二十二年九月八日 20 もっと見る
- あさゆふにわたる川かぜ秋をはらみ桜わくらばそそ降りやまず 平成二十二年九月五日 15 もっと見る
- 存在は永遠にあやふし現世のうへ一点に錘は立ちたり 平成二十二年九月四日 14 もっと見る
- 果実おもひトルソとも思ふなめされし大地の戦ぎまろき肌に 平成二十二年九月四日 7 もっと見る
- ひとの手になる移ろひや秋まとひパティオ吹き来る汐留の風 平成二十二年九月四日 12 汐留ミュージアムに行ってきました... もっと見る
- 閉ざされし朽葉の翅を掌に掬ひみどり灼かるる野に還しけり 平成二十二年九月二日 14 もっと見る
- 空調に吹き寄せらるる蝶の骨いのちひとつを軽くなりしか 平成二十二年九月二日 6 もっと見る
- 陽を避けて辿り着きしや緑なきロビーの床に蝶一羽死す 平成二十二年九月二日 15 蝶は「一匹」か「一頭」では、と心... もっと見る
- いづくの清流を身ぬちに帯びて炎昼に青条揚羽ひりひりと舞ふ 平成二十二年八月三十一日 13 アオスジアゲハは黒い羽に青緑の帯... もっと見る
- ゆふやけを映す田の面に弓矢たて白さも白し沢瀉の花 平成二十二年八月三十一日 19 「弓矢たて」は おもだかや弓矢... もっと見る
- 陰陽をあざなゐて舞ふ黒色尉・白色尉のひと夜を統べる 平成二十二年八月二十九日 10 もっと見る
- 仄明き夜に聳ゆる影身より桐の手あまた吾を差し招く 平成二十二年八月二十九日 12 もっと見る
- 種ぐさの共に棲まへばひとつ輪に結ぼれてこそ生くる瀬もあれ 平成二十二年八月二十八日 16 最低限の共通項がない場合には、生... もっと見る
- 陽のささぬ沼より生ふる赤と黒ひとばな狎るるゆゑ鬩ぎ合ふ 平成二十二年八月二十八日 2 昔話に出てくる人花（そこにいる人... もっと見る
- 召命がために生れしか御空より見守りたまへ深い河（ディープ・リバー）を 平成二十二年八月二十七日 16 召命＝伝道者としての使命を与えら... もっと見る
- コーエンの霧に捲かれて差し招く手も視えぬまま君とダンスを 平成二十二年八月二十七日 19 レナード・コーエンの「Dance... もっと見る
- くされ女と罵るひとよ我が身よりガス室の炎噴きやまず 平成二十二年八月二十五日 15 未明に起きた傷害事件の被害者を「... もっと見る
- 「逆縁は望まねど」我が意思を問ふ母にカードの所在を伝ふ 平成二十二年八月二十三日 10 いずれの場合もドナーカードで意思... もっと見る
- 逝く夏を置き去りにして斜かひの月あかあかと臈たけてをり 平成二十二年八月二十三日 19 今夜の月齢は１２、ちょっと斜めを... もっと見る
