紫苑さん
のうた一覧
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甲高き喇叭は光る粒子おび丸天井のいただきに果つ
平成二十四年三月四日
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気色なす隘路か西洋美術館いづれば眼に陽のやさしかり
平成二十四年三月四日
4
本歌: 西洋細密画よりまなこを...
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ひととせの惑ひを負うて流れゆく雛の顔は笑うてゐるか
平成二十四年三月三日
10
流し雛をモチーフに。ナイル3月号...
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雛納過ぎにしのちの種々を知らざる顔の薄紙を解く
平成二十四年三月三日
7
人それぞれが過ごした一年もありま...
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邪なストレリチアの羽ばたきの子守歌なれくちなは眠る
平成二十四年三月三日
5
ストレリチア=極楽鳥花。
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薄ら日の斑を描きつる苔寺にいにしへびとの影行き交ひぬ
平成二十四年三月三日
12
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抽斗の奥にねむれる秋扇たき込めし香も聞こえずなりぬ
平成二十四年三月三日
4
秋扇(しゅうせん)…寵 (ちょう...
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たはむれか黄金の雨に身を浸すダナエの眠り安けからまし
平成二十四年三月二日
5
グスタフ・クリムトの「ダナエ」を...
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彼岸すぎ塩瀬の帯に笑まひする仏の傍に赤ままの咲く
平成二十四年三月二日
10
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皺みたる山査子の実の酸き甘き綯ひ交ぜにしてひそと食みをり
平成二十四年三月二日
9
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飾り羽いづくに失せむ転調を忘るる鳥の地に生計せよ
平成二十四年三月一日
3
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増のごと座したる桃の肌に沿ふやはき陽射しの傾けるまで
平成二十四年三月一日
7
増=能面のひとつ。
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チェロの溶く乳色のもや流れゆき白鳥の影ゆうらりと立つ
平成二十四年二月二十九日
10
サン・サーンスの「白鳥」を詠む。
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無精ひげ疎らなるまま午後ひと日憩へる君の喉仏見つ
平成二十四年二月二十九日
16
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憂きに耐へ流浪の民の震へけむ疾くな招きそ知らぬ黄泉路の
平成二十四年二月二十八日
5
シューマンの「流浪の民(Zige...
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真夜中にふと目覚むるか唸り上ぐ氷庫の奥に棲みゐるものの
平成二十四年二月二十八日
10
氷庫=冷蔵庫。
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蕗の薹ひとつ葉陰に出で初めてわが狭庭にも春おとづれぬ
平成二十四年二月二十八日
12
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亡き魂を偲んであはし灯籠の火影は海へ遠ざかりゆく
平成二十四年二月二十八日
11
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曲芸の美しうつしよの混沌に一点うがつ錘の立ちたる
平成二十四年二月二十七日
4
ハンス・コパーの「キュクラデス・...
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天仰ぎ顔を被へるひとの子ら小さき神なれカレーの市民
平成二十四年二月二十七日
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オーギュスト・ロダンの彫像を詠む...
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