紫苑さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
- なにとなき日を少しづつ侵しゆく唐棣よナガミヒナゲシの群れ 平成二十五年四月二十一日 10 もっと見る
- すりきれた真昼の月に盗み見る少女の今とかつてが溶ける 平成二十五年四月十八日 14 20年後のあなた 仕事にあぶれ行... もっと見る
- 春闌けてゆく日だまりに君子蘭の花茎ふとく咲きつのりけり 平成二十五年四月十六日 23 もっと見る
- 魂極るうつつに蓬くやへざくらけふをかぎりと闌ける春はも 平成二十五年四月十一日 8 もっと見る
- 影あまた立ち並びをり朔の夜のマネキン倉庫にまばたきの音 平成二十五年四月九日 12 とても苦手なジャンルですが、明日... もっと見る
- 朝かぜに黄金のかほを向けをりぬ茎たかく咲くたんぽぽの花 平成二十五年四月九日 9 もっと見る
- 吹き降りの雨をあつめて闇ぬちを帷子川に目のごとき渦 平成二十五年四月六日 11 今出先にいるのですが、近くの川が... もっと見る
- やみのよの行くさき知らず散り交うて川面をそむる花のうたかた 平成二十五年四月四日 16 本歌： つくづくと雨ふる里のに... もっと見る
- おもふさま淫らになれと言ひつのるをとこの憎しさくらあめ降る 平成二十五年四月一日 10 もっと見る
- とび散らふ桜ふぶきに誘はれ窓辺の午後を春愁のとき 平成二十五年三月三十一日 10 本日のお題は「いざなわれ」または... もっと見る
- 抱きゐるたまごをたもれ母汝れは飾りておかむ四月のうさぎ 平成二十五年三月三十一日 10 『下記』と『ウサギ』のどちらかを... もっと見る
- かぎろひの春雨けぶる識域にパティオの薔薇の棘やはらかし 平成二十五年三月二十八日 6 「短歌研究」の特集「花の名前」に... もっと見る
- ひさかたの天使の指をさすところ赤子の頬にえくぼの柔し 平成二十五年三月二十七日 10 「天使」と「指」のふたつともを題... もっと見る
- みんなみの風そよぎこよ春寒に咲き初めし花あはくふるへる 平成二十五年三月二十七日 9 『先頭』と『みんな』のどちらかを... もっと見る
- くろつかに誘はれたるかぬばたまをしづかに重るよるの一角 平成二十五年三月二十五日 3 思いがけなく黒瀬珂瀾さんの「黒耀... もっと見る
- 灯を映すくらき川面のしんしんと肩いだく手をなくす花冷え 平成二十五年三月二十四日 28 もっと見る
- しののめはほの冷たきを吸ふごとく著莪はかぼそき舌をふるはす 平成二十五年三月二十四日 5 もっと見る
- ゆるやかな死として春陽 写真展、髪刈られたるをみなのまへに 平成二十五年三月二十三日 9 キャパのパリ解放後、見せしめに髪... もっと見る
- 誘はれて身をひらくごと春風にひと枝ぐるみ山桜桃くれなゐ 平成二十五年三月二十一日 13 もっと見る
- やうやくの春ききをりぬ連翹の花あかりするゆふべの路地に 平成二十五年三月十九日 10 もっと見る
