紫苑さん
のうた一覧
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ユリノキの朽ち葉のかをりおそあきの疎ましき死をさそうてやまず
平成二十五年十月五日
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たかしるや天使のらつぱ堕ちるべしこよひは月も出ぬさうな
平成二十五年十月四日
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本歌:ふりちんでいっさんにゆくサ...
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ふるふると心もとなきえくぼをもゆるさぬやうに秋の水面は
平成二十五年十月三日
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見るものをその気にさせて曼珠沙華うはのそらなる顔そむけつつ
平成二十五年十月一日
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日の暮れをすずろに流れさすたけの君おもはする秋のアダジオ
平成二十五年九月二十九日
7
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秋の日のしはぶきひとつ籠もりをりのうぜん揺るる黒塀のうち
平成二十五年九月二十四日
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ばらに贄あたへしと聞くひとのよの種々おもふ秋はかなしき
平成二十五年九月二十二日
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皆川博子さんの『薔薇密室』にも出...
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あばずれと言はるることに慣れてよりアルトでうたひつぐ曼珠沙華
平成二十五年九月二十二日
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曼珠沙華 HIGANBANA/川...
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二十よりさきをかぞへず白妙のダツラの群れにおかされゆきぬ
平成二十五年九月二十一日
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身のうちに残んの卵をかぞへつつげに八月のカンナは燃ゆる
平成二十五年九月二十日
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NHK短歌10月号、斉藤斎藤さん...
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更くるほどに光をさやむ月の面ゆ現世に散らふイシスのなみだ
平成二十五年九月十九日
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埋もれるやうに歌集を読みふけりいまひと駅を乗り過ごしたり
平成二十五年九月十七日
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ふと目を上げるとあらまぁです。昨...
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マロニエの吹き寄せらるる葉をよけて歩みけりはや秋をしみつつ
平成二十五年九月十七日
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告解のくちより出でず足首にからまる蔦のいろ褪せず ラ・ノビア
平成二十五年九月十七日
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「つむぎごっこ」の祭壇の写真(0...
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おぼろなる命いぶくか古ぼけたパピエ・コレから飛び立つ蝶に
平成二十五年九月十五日
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昨夜、駆け込みで一首だけうたらば...
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手におもるあをき蜜柑は風に揺れはつかに兆すヰタ・セクスアリス
平成二十五年九月十三日
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あけはなつ窓ゆダツラのかをりきて身の上をよぎる夜はやさしき
平成二十五年九月十二日
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震災はなかつたかにと呟けるメール届きぬ五輪決まりし日
平成二十五年九月九日
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歌にするまでにまる2日かかりまし...
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とほりあめただ通りゆくほつほつと散らふききやうのむらさきあはし
平成二十五年九月九日
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開かれしもじの関戸ゆこぼれ出づるかけらをいかで歌に紡がむ
平成二十五年九月八日
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『いまドキ語訳越中万葉』、拙宅に...
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