紫苑さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 貝の吐く紫いろを受け容れし絹息づきてその色を増す 平成二十一年八月六日 6 貝紫で染色された布や紙を見てきま... もっと見る
- 装束に使える古布を吾に示す寿三郎氏の目はあたたかく 平成二十一年八月六日 5 実際に辻村寿三郎氏に お会いし... もっと見る
- 慾もあり迷いもあれば醜くも愛おしき人の世を生きてゆく 平成二十一年八月五日 8 何だか問答みたいに なってしま... もっと見る
- 竺仙のゆかたに下駄を合はせつついづこへ行くか決めかねてをり 平成二十一年八月五日 7 急に明日仕事が休みに なりまし... もっと見る
- 玻璃窓の十字に祈る 隔たれしそとには熱き夏のざわめき 平成二十一年八月五日 12 家の近くの教会は十字架の後ろ ... もっと見る
- 「業という文字が何気に好き」と言うきみのこころをそっと推し量る 平成二十一年八月四日 4 ふだんは略語を使わないのですが ... もっと見る
- 猥雑なほどに生命を謳歌して我生きうるや「婆々娘々」 平成二十一年八月二日 3 もっと見る
- 精一杯のはたらきをした七月の戦闘服は風にゆれている 平成二十一年八月一日 5 もっと見る
- 赤く乾く痩せた大地を耕しつめぐみ祈れるシチリアのひと 平成二十一年七月三十一日 7 一連のシチリアのお歌と カンツ... もっと見る
- 立ち読みの短歌誌のうちに知り人の詠見つけるはいとなつかしき 平成二十一年七月三十一日 5 書店で短歌誌を立ち読みして い... もっと見る
- 眠られぬままに夜明けを迎えれば涼しき風がまぶたを冷やす 平成二十一年七月三十一日 5 もっと見る
- 「僕のインクは白鳥の青い血で」コクトーの蒼は詩をつむぐあを 平成二十一年七月三十日 6 僕のインクは白鳥の青い血で、 ... もっと見る
- 身に受けしことより傷つけ裏切りしことの多さを思う真夜中 平成二十一年七月三十日 10 もっと見る
- ひさびさに手紙認むる用ありてそにふさはしき切手をえらぶ 平成二十一年七月二十九日 10 普段はたいがいメールで 済ませ... もっと見る
- 立ちんぼとふことばをいとも簡単に口に上せる伊勢佐木のまち 平成二十一年七月二十七日 5 街娼ということばが 死語でない... もっと見る
- 失せものにとりて見当違う我は滑稽ならめど声を発せよ 平成二十一年七月二十七日 4 探し始めてはや２日目……。 「... もっと見る
- いっさいの理屈を超えて赤はあか黒はくろとして心の襞に 平成二十一年七月二十六日 6 もっと見る
- 夏の陽に炙られている都会にもホワイトアウトはあるのだろうか 平成二十一年七月二十六日 7 ホワイトアウト(Whiteout... もっと見る
- ひとのよの陰知り初めば白といふ名に憧れし若き日のあり 平成二十一年七月二十六日 7 もっと見る
- 業ふかきひとのかなしみ迫りくる芳年の絵に吾は立ち尽くす 平成二十一年七月二十五日 5 月岡芳年の「新形三十六怪撰」の ... もっと見る
