紫苑さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
|
|
- 同性婚の議論聴きつる厨辺に苦瓜は血いろの種零ちけり 平成二十二年六月二十日 11 知人が教えてくれた、ハーバード大... もっと見る
- うつくしき虚像ならましきれぎれの語りは黯き欠片を除ける 平成二十二年六月二十日 10 もっと見る
- 姫女苑群れさんざめくかたはらに肩そびやかす野薊の棘 平成二十二年六月二十日 18 自衛と孤独。 もっと見る
- まなうらの闇に拡ごるもの思ひ潮鳴りのごと溢れ響めく 平成二十二年六月十九日 9 本当はご本人が詠まれるのがいちば... もっと見る
- 瀟々と街を浸せるみづのねは身ぬちを濡らし闇に染めゆく 平成二十二年六月十九日 11 もっと見る
- あめかぜを纏ひ佇むかたはらにダチュラの揺れて香を零ちをり 平成二十二年六月十六日 14 もっと見る
- ゆうらりと顕ちのぼりくる水底の生まれぬいのち光るたまゆら 平成二十二年六月十六日 9 もっと見る
- 道志川木の間隠れに立ちのぼるオオムラサキの藍うつくしき 平成二十二年六月十五日 6 知人が民宿を経営していたので、子... もっと見る
- 隠沼を振り切り過去を帆のごとく張りゆく君に追ひ風よ吹け 平成二十二年六月十四日 14 追和のもとにしたお歌： 帆のご... もっと見る
- 梅雨湿りはつかにしわむポスターの酒場は永遠に粉雪のなか 平成二十二年六月十四日 17 家に「ラパン・アジル（跳ね兎）」... もっと見る
- ゆふぐれの縹に染まずももいろのまま紫陽花はなにを隠せる 平成二十二年六月十三日 14 うちにピンクの西洋あじさいがある... もっと見る
- 蒼氓にさざ波ひとつ立てむとて白き珊瑚をグラスに落とす 平成二十二年六月十二日 15 もっと見る
- 血潮雲ひと刷毛のこる黄昏に吹き寄せられるる死者たちのこゑ 平成二十二年六月九日 12 「血潮雲」という表現は上田敏の「... もっと見る
- あるままの日を詠ひ来しみそひとは行く手遥けき我が道程か 平成二十二年六月八日 24 ほんの興味から登録したうたのわ、... もっと見る
- 葉隱れの白き十字に覆はるるさかしら紅き毒を兆しつ 平成二十二年六月八日 12 蛇苺…本当は無毒だそうです。 もっと見る
- 雨霧に滲む人生やあいりんの小暗きすみに表札はなく 平成二十二年六月七日 12 山崎朋子さんの「サンダカンの墓」... もっと見る
- くちびるのはつかに動く夕まぐれ紫陽花の縁くれなゐに染み 平成二十二年六月六日 10 もっと見る
- 黒鍵の音の浸しゆくゑくぼありビスクドールの産毛なき頬 平成二十二年六月六日 12 もっと見る
- カンパニュラその饒舌を手に掬いうすいゼリーに溶かす夕暮れ 平成二十二年六月四日 10 もっと見る
- しとと降る雨ともにせし君はけふ花ひともとを文に添へ来ぬ 平成二十二年六月三日 20 携帯と雨の歌を詠んだ友人は、知ら... もっと見る
