紫苑さん
のうた一覧
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九時からは小暗きバーの一隅に音を遊んで在処をなくす
平成二十四年一月十六日
8
本歌: 薄暗きバーの片隅ピアノ...
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つねならぬもの息づけり消し灰を蝶ともまがふ薄明の淵
平成二十四年一月十五日
13
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冬凪ぐや恋をうたはぬ相聞に破船のねむりいよよ深みぬ
平成二十四年一月十二日
9
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嘴のするどき鳥の棲みゐたる蜜柑にふかくゆびを沈めぬ
平成二十四年一月十二日
6
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夕映えに還らな敗残の頬を寄せつつ小さき死を生きをりぬ
平成二十四年一月十日
6
上句、字数は合わせたものの「ん」...
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波寄する荒磯を望み遠つひとまつの庵をけふこそ訪はめ
平成二十三年十二月二十二日
10
とほつひと…「松」「待つ」の枕詞...
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凍て冬の坩堝にありて生き継がむ天の柄杓の吾を掬はねば
平成二十三年十二月十八日
7
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碌でもなき事ども思ひ出づる夜に闇の獣の月喰らひつつ
平成二十三年十二月十日
11
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不夜城を行き交ひ惑ふをのこをみな教会の夜に光なきなり
平成二十三年十二月八日
6
かつて12月にギリシャを旅行した...
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蒼穹を天より穿ち神ならぬ腕いっぽんの伸び来たるらむ
平成二十三年十二月六日
6
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烏羽玉の夜に纏はるる木の葉髪わが人生にし何か残らむ
平成二十三年十一月三十日
11
「木の葉髪」初冬の季語だそうです...
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隠り沼と呼び交はすごと細波の夜の静寂わが胸に優しき
平成二十三年十一月二十七日
10
「細波の」が「夜」にかかる枕詞だ...
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咳き込める胸乳に巨き君が掌を引き寄するかにユーカリを嗅ぐ
平成二十三年十一月二十五日
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カプセルはダストテイルに繋がれりMRIの磁気を浴びつつ
平成二十三年十一月二十五日
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雲ひとつだになき空は起伏映さずひと色に眼窩を染むる
平成二十三年十一月二十五日
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嵐吹くひと夜の過ぎて地下鉄に洗ひし狗の臭ひ籠もれる
平成二十三年十一月二十日
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「匂」か「臭」か迷いましたが一応...
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クリスマスカクタスのはや綻びぬ一年を経る熾の羞しき
平成二十三年十一月十六日
7
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不意打ちの雨音の鋭しうばたまの闇に潤ぶる隙穿ちつつ
平成二十三年十一月十五日
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十六夜のはつか欠けたる疵ぐちに口風琴の掠れては滲む
平成二十三年十一月十三日
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口風琴=ハーモニカ。この場合はブ...
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ミシンもて布巾縫いをる寂しさよ午睡の猫の傍らにゐて
平成二十三年十一月十三日
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少し前までは手縫いしていましたが...
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