紫苑さんのうた一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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- 地にひとにやさしき農り切り拓く娘を支えませ父祖くにたみよ 平成二十二年十一月十一日 9 お歌を読んで、昨年見た木原美樹さ... もっと見る
- 勤めゐる吾に科ありや突きつけるビラの手逃れうつむきて過ぐ 平成二十二年十一月六日 12 勤めていた会社で昔労働争議があっ... もっと見る
- 花なれば粋が似合ふと云はれしに脆きを零つくち塞がるる 平成二十二年九月三十日 11 もっと見る
- 張りつめし弦切れ絶ゆる音を継ぎつたなき調べいかに弾かまし 平成二十二年五月六日 23 上司がたおれました……。 当分... もっと見る
- 列をなす元解雇者のビラを避け足を速むる我はかうもり 平成二十二年五月一日 6 会社勤めの頃、回り持ちだったため... もっと見る
- うつそみに神の宿らめ朝な夕な掃除修理をするひと思へば 平成二十二年四月二十三日 3 すぐ思い出したのは濱口國雄の「便... もっと見る
- 本文のなき返信に白紙かと深読みしつる懸案事項 平成二十二年三月八日 7 ……追っかけてちゃんと 本文を... もっと見る
- 氷雨にもユンボ休まずしとどなる合羽に紅き頬の端みゆる 平成二十二年一月十二日 7 ユンボ＝パワーショベル もっと見る
- 新しきあるじの思ひ身にうけよ百年を経しうつはを包む 平成二十一年十二月二十九日 6 仕事（のひとつ）は骨董商です。 ... もっと見る
- バレッタをカチリと止めたはずなのに心がどこか綻びている 平成二十一年十月三十日 6 バレッタ＝髪どめ です。 髪が... もっと見る
- 祭日も業にいそしむひとあるに夜を挟みてメールを返す 平成二十一年九月二十三日 5 昨夜返信をして寝んだメールに返事... もっと見る
- 携帯に突慳貪な応えせしに夫ならざればひたすら詫びる 平成二十一年九月二日 4 必要に迫られて携帯を 持っては... もっと見る
- 末までと言いて切りしにはたらかぬひとの狡さがたまらなき夜 平成二十一年七月十八日 8 人をお断りする自体愉快なことでは... もっと見る
- 帳尻の合わぬ画面を睨みつつ杯を重ねるコーヒー苦し 平成二十一年六月十日 4 もっと見る
- 誠意ある対応求むるその口で「貴様」と書ける汝はなにさま 平成二十一年五月三十一日 5 「貴様」ではなく 「貴殿」でし... もっと見る
- ウィンドウに映る姿に気合い入れ笑みを作りて商談にゆく 平成二十一年五月十三日 2 もっと見る
- 黒き服とユニセックスの香水で己が背を押す若き日の隘路 平成二十一年四月十三日 1 もっと見る
- 夜なべして原稿書けばついそこに玻璃の衣装のピエロまどろむ 平成二十一年二月二十五日 2 もっと見る
- 氷雨降る月末の朝バス停で待ち居る人の亀の子に似る 平成二十年十一月二十八日 4 急な寒さに皆が首をすくめてバスを... もっと見る
- 転送のメールがないと怒る君 食べないでねと呟く私 平成二十年十一月十三日 5 もっと見る
