紫苑さんのうた一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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- 花落つる流れせきとめ沈みゆくむくろひとひら行く手は知らね 平成二十二年四月四日 10 本歌：花落つる流れの末をせきとめ... もっと見る
- クレマチス血汐に染みぬ夜の譜を織りなす指にその身を摘まれ 平成二十二年四月四日 3 花屋さんで深紅のクレマチス（鉄線... もっと見る
- 受くるべきさだめ逃れむ葡萄酒の杯かりそめの甘きに溺れ 平成二十二年四月二日 11 すみません……。 受苦日を逆説... もっと見る
- 赤い金魚燃えて消ゆるらし玉極るいのちの灰ぞさくら散りけむ 平成二十二年三月三十一日 7 螢子さまのお題を待ちつつ。 「... もっと見る
- うつしよと永遠のあはいを転びゐるガラスの玉に何ぞ映らむ 平成二十二年三月三十日 9 ヘルマン・ヘッセ「ガラス玉遊戯」... もっと見る
- 鈍空の仄明るみて陽の射せば泡沫と消ゆ「ＯＮ ＭＹ ＯＷＮ」 平成二十二年三月二十七日 6 ｢On My Own｣はミュージ... もっと見る
- 驕りゐる石の花あり終末の鑿もつ猛き手を待ちをりぬ 平成二十二年三月十七日 6 もっと見る
- むらさきの襤褸はおもしかぎろひは翼と紛ふかげ落としけり 平成二十二年三月十六日 5 もっと見る
- 小夜あらし月なき路にはなももの血は点々と散り迷ひをり 平成二十二年三月十五日 5 花桃も濃淡あるようですが、近所の... もっと見る
- 金色のちひさき鳥のこゑ絶えて公曉の影の東風に消ゆ 平成二十二年三月十日 7 鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏が今朝根... もっと見る
- しののめの紅蓮をな見そ佇めるあおうつくしき馬の双眸 平成二十二年三月十日 4 今日は東京大空襲の日だそうです。 もっと見る
- あだし野にぬばたまの夜の来ぬうちに幼なら昇れ雨やむ国へ 平成二十二年三月七日 5 もっと見る
- 落日にくれなゐ燃ゆる辻が花湖の辺に咲く彼を訪はまし 平成二十二年三月六日 10 もっと見る
- 青春さかりルビーの破瓜を重ねゐて酸き想ひをし視つつ嗤へる 平成二十二年三月五日 5 庭鳥さまのお題を拝借。 お歌「... もっと見る
- 彼の秋や竹人形の横顔につと吹きすぎる一陣の風 平成二十二年三月四日 8 もっと見る
- アーモンドの眸思ひ出づリラ咲かぬ日に「ラ・ボエーム」口ずさむとき 平成二十二年三月二日 6 「ラ・ボエーム」はシャルル・アズ... もっと見る
- 吉備ことばいずこへ捨てし漂泊の老女はモカを好まざりけり 平成二十二年二月二十六日 12 ハマのメリーさん。岡山のひとだっ... もっと見る
- 虐げしもの喪えるやさぐれを憎めど愛しラ・ストラーダ 平成二十二年二月十九日 8 「ラ・ストラーダ」＝「道」。 ... もっと見る
- 母国語を紡ぎしゆへに尹東柱星にかはりて六十年余 平成二十二年二月十八日 5 大学の校友会誌で尹東柱という詩人... もっと見る
- 瑠璃にほふいわて乙女に置く露に亡きひと偲ぶうたのありける 平成二十二年二月十七日 9 卯月さま、たんぽぽすずめさまへ。... もっと見る
