光源氏さん
のうた一覧
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思ひきや身のうきときのしのぶ草夜半の寝覚めに色は見えなむ
平成二十一年十二月三十日
7
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山の端の月のおぼろをながむればわれ過ぎがてに影にまどひし
平成二十一年十二月三十日
9
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ほととぎす春のひと夜のなつかしみ荒れたる宿と月のゆくすゑ
平成二十一年十二月三十日
11
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うつつにも君が姿の春の夢宿りの月は濡ればみたるや
平成二十一年十二月二十九日
7
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よはの風ふけゆくままにうち越えて君を待ち戀ふ冬の山の辺
平成二十一年十二月二十九日
10
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かきくらす有情の月の顔振れにただわび濡れて落つる白露
平成二十一年十二月二十九日
8
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流らへて袖にふりしく淡雪よ今宵かぎりの夢の契りに
平成二十一年十二月二十九日
9
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かれはつる吉野の山の夕まぐれ別れの道をひとり見むかな
平成二十一年十二月二十九日
8
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白露を我が衣手におきまよふ花の色さへかはりゆくものを
平成二十一年十二月二十八日
12
本歌 白露を玉にぬくとやささが...
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春の夜の木ごどにただよはせそめかけて梅が枝かざすうつろひの影
平成二十一年十二月二十八日
13
本歌 雪ふれば木ごどに花ぞ咲き...
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うつせみのしぬべくおぼゆ我が命憂き世にまどひてよよと泣きぬる
平成二十一年十二月二十八日
7
本歌 聲たてて泣きぞしぬべき秋...
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いまさらに君を思へどほととぎす夜ぶかく鳴きて沈む夕闇
平成二十一年十二月二十八日
11
本歌 五月雨に物思ひをれば時鳥...
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ひさかたの日月をかかげて見あぐればしづ心なくふみまどひたるや
平成二十一年十二月二十八日
8
本歌 ひさかたの光のどけき春の...
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わが戀は夕波千鳥とうらぶれていづれあふみの海を偲はゆ
平成二十一年十二月二十七日
21
本歌 わが戀はゆくかたもなきな...
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世を捨てて春日の山に入りぬれば心のうちにふる袖もなし
平成二十一年十二月二十七日
9
本歌 さとりゆくまことの道に入...
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木の暮れの繁きうらみを殘しつつあらぶる神をまねく風かな
平成二十一年十二月二十七日
8
本歌 木の葉ちる宿にかたしく袖...
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花の雪また散りゆきて旅まくら立ち返り見む夢のまほろば
平成二十一年十二月二十七日
9
本歌 旅の世にまた旅寝して草ま...
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ながむれば山の春風吹きすさび吉野の花をあはれとぞ思ふ
平成二十一年十二月二十七日
6
本歌 ながむれば我が山の端に雪...
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かぎりある道を照らまし夕月夜殘り多かる涙なりけり
平成二十一年十二月二十六日
20
本歌 秋くれば思ひなしかも夕月...
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朝霧のほのかに聞こえたる雁がねの思ひみだるる秋の八重山
平成二十一年十二月二十六日
8
本歌 雁がねのかきつらねたる玉...
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