Kantの娘さん
のうた一覧
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暑くても寒くても尚心揺れ病む人多し今の季節は
平成二十二年四月十二日
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疲れが出る頃です。
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五月病心の風邪ではありません3月4月の苦悩の結果
平成二十二年五月三十日
9
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それぞれに違う天秤持ち寄って命の重さを測る病室
平成二十二年六月十五日
9
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醜くも美しき事もありはせぬ焼かねば腐って溶けて行くだけ
平成二十二年九月九日
9
不可逆の憧れ悲しい脆弱さ
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日当りの梢に白き桜花ひとつ開きて立春の後
平成二十三年二月六日
9
早すぎる桜。春よこい、早く来い。...
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助けとは垂れ来る蜘蛛の糸を言うかトドメの診断する我なるか
平成二十三年十月十九日
9
酔い果てて友は麻酔で自害せり
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春まだき赤き指先頬に抱き君の寄せたる肩の嬉しさ
平成二十二年二月五日
8
ときめきは今も胸に続いています。...
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数多人癒しつ又は送る庭病院の窓今年咲く桜
平成二十二年二月七日
8
桜はじっと立って毎年希望の桜と決...
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医師の身に有らん限りを尽くす君誰ぞその身の病癒さん
平成二十二年二月九日
8
厚かましくなって欲しいです。患者...
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水路には巨大野鯉の犇めいて命の連鎖飛沫を上げる
平成二十二年四月十五日
8
メーター級の鯉普段は何処にいるの...
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水に解く長き黒髪切り捨てて水無月半ば潔き決断
平成二十二年六月十三日
8
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野分け吹く日暮れの道はやさぐれてすねる靴音聞き流したり
平成二十二年九月二十六日
8
イネ科の野草は元気
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ほの甘き梅の香りに見回せば白き誉れにウグイスの鳴く
平成二十三年二月五日
8
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売上を気にして治療は出来ないが売上からしか出ない給料
平成二十三年二月十六日
8
再びの不眠不休ぞ旧正月
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死ぬの嫌薬も嫌と喚きつつ医者の寿命を縮めて生きる
平成二十三年二月十四日
8
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あっぱれに散り行くだけではないですよ凍れる冬に耐えてこそです
平成二十三年三月二十二日
8
三百の試練に耐えて十日咲く
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病む友にお薬ならばいくらでも処方できるが力にならぬ
平成二十三年十月十九日
8
内因性自分は悪くない筈が
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紫に暮れる木陰にその人を探そうとする初七日の宵
平成二十一年九月十四日
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忙殺され悲しみはまだ来ません。内...
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逢いたいよぎゅっとされたい抱かれたい写真の君じゃ無理は言えない
平成二十一年九月二十日
7
猫でもいいから乗り移って来い!
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天つ風絶えぬ思いの掃き後に消えやしまなし柏木の事
平成二十一年十月八日
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台風は行っても掃いたような絹雲を...
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