彫出 画さん
のうた一覧
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牧水が 呑みし白鶴 我も呑む 牧水ほどの才はなけれど
令和六年十月三十一日
0
生活を真似たところで詮無いことも...
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恩師逝き 面影残して喪の帰り 小石蹴りあげ 叢に消ゆ
令和六年十月三十一日
1
とうとう恩師の年齢を越えてしまっ...
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神田川 僻んで歩く下町の 八百屋の親父 林檎さしだす
令和六年十月三十一日
0
若い時に聞いた「神田川」の歌。詩...
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覗きこむ 乙女の看護士微笑んで 終わりましたよ 優しくつぶやく
令和六年十月三十一日
0
朝から夜まで眠り続けた手術だった...
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見舞いには来ないでくれと 掠れ声 再会願う生者の傲慢
令和六年十月三十日
1
逝かねばならぬ人。生きていく自分...
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ぱらぱらと 頁をめくる音に似て 枯葉の路で耳をすませば
令和六年十月二十九日
3
朝の散歩道。夏には聞こえぬ秋の音...
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四畳半 裸電球切れかかり とりあえず酔う 一人の年末
令和六年十月二十八日
2
あの日、世の中ははしゃいでいたっ...
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連絡船 これからどうする鴎の悲鳴 知ったことかと 唾を吐く
令和六年十月二十八日
0
何もかも投げやりだったあの時代。...
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すれちがう 電車の窓の微笑みよ 一期一会の微笑み返す
令和六年十月二十七日
1
見知らぬ人と笑顔を交わすことが少...
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人生の 半分のこと凶事だと 末っ子のあなた 冷えた酒呑む
令和六年十月二十七日
0
不遇な過去を忘れるために呑んでい...
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気にすれば 死なずとも良い あの老人 部屋を訪ねて おきさえすれば
令和六年十月二十六日
1
今でも思う。どうしてあの日、扉の...
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夕暮れて 電信柱の 影を踏み 一人の部屋の 軋む階段
令和六年十月二十六日
1
五十年まえに住んでいた町を歩いた...
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古希の秋 書き殴りの 日記帳 この世の未練 埃祓う日
令和六年十月二十六日
1
いきがって、幼くて、、傲慢に。 ...
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文庫本 昼飯代と 引き換えに 神保町の 店の軒先
令和六年十月二十六日
1
大学生の頃、とにかく金がなかった...
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