敦希さん
のうた一覧
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道惑ひ燈し火見つくる 兩手にて慈しみ包む 笑み絶ゆまじく
令和五年九月八日
1
迷うことがあっても、火種は大切に...
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此の道を行くと定むは吾がなれど 額づき伏す地の泪に泥濘む
令和五年九月七日
9
状況厳しく、頭下げてばかり ...
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奉る他に吾が花求むるは 氣の荒ぶるか懷の富む
令和五年九月五日
5
私が花を贈るのは舞台がはねて称え...
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月逢はん宵口の逢瀬付き合はん 涼風にふたり鳥居に似た影
令和五年九月二日
4
満月の日、一緒に月を見ませんか、...
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月なら、とボタンを外す襟の内 嘘ついてないよ黙ってただけ
令和五年八月三十一日
6
昼間のやつは眩しすぎて、私は目を...
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三十五度 でも繋いでたい君の手を 尽く点く囃す祭の仕舞い
令和五年八月三十日
12
今年の夏は色んな意味であつかった...
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トラストミー そう言った人がごめんと言った 夜露消えずに寝覚めの目尻
令和五年八月二十八日
5
夢に出てきた最低な朝、あーあ。 ...
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汝ね愛し湧きて繼がるる泉の如 身沈むとも耳ばかりほとる
令和五年八月二十七日
6
涼しい顔でも、感情が耳から露にな...
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君がため立待月の雲晴らせば 夜の明けしよりも諸共に歩まんや
令和五年八月二十六日
7
晴れ男が彼女の不安も吹き消してく...
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返り延べどえ待たずなりき囀りに 君の色に染む桃の香の袖
令和五年八月二十五日
4
この季節のうたではないけれど、あ...
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四分休符 暇短く次ぐ旋律へ 遊び足りない黄金の音は
令和五年八月二十二日
4
旧盆前のコンクールで「彼らの夏」...
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宿り花蜜香らせて待ち侘びる肩寄せ戯る蝶は戻らじ
令和五年八月十八日
3
娘と行こうとしてた今年最後のナイ...
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お持たせの果物の味びみょいねと酌まず笑う子毒舌お茶目
令和五年八月十七日
4
娘とともに実家の親を訪ね、手土産...
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目を細め雲間と漏れ陽切り撮って二度見で気付く笑返す彩雲
令和五年八月十六日
6
かっと晴れたり激しく降ったりの一...
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君、絶対食レポ向いていないよね だって全部に美味しいって言う
令和五年八月十五日
7
細い身体で意外とよく食べる彼氏さ...
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いつからか明日を想うと曇り顔予定のない日退屈の贅
令和五年八月十四日
5
翌日の仕事のことを考えるのは勿論...
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悦びも切なさも知らず結ぶ実は七年の夢覚め嗚咽する蝉
令和五年八月十三日
9
セミの一生は7年寝て、羽化して約...
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