痴光山さん
のうた一覧
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土手の径小袋にごみ拾ふ癖 年金なれど「社会の隅」に
令和五年八月三十日
6
行き過ぎるひとに、怪しまれること...
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空の下通信、放送ケーブルの間に巣の増す女郎蜘蛛の秋
令和五年八月二十九日
4
増えて来るのを、数えて歩くのが、...
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「麺とめし」の二点セット等様々に弁当売場も混む午後の四時
令和五年八月二十八日
4
スーパーで、晩飯に、弁当売場に群...
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翅ひろげ転がれる蝉に気づかさる晩夏光の上に秋仁王立ち
令和五年八月二十七日
4
見あげる宙(そら)は、やっぱり秋...
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未だ熱暑庭々に燃ゆる百日紅「雄弁なり」はその花ことば
令和五年八月二十六日
7
本当に、まだ、よく咲いていますね...
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行き合ひの空に清しきあさがほを残す生き様重ねて眺む
令和五年八月二十五日
5
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秋察しここを先途と鳴く蝉は静まり返れり粘る酷暑に
令和五年八月二十三日
6
今まさに処暑ですね。でも寒蝉たち...
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夕立の拭へる夜気に包まれて浴衣に手花火、うちはの昭和
令和五年八月二十二日
4
あの「昭和のにっぽん」は、何処へ...
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暑き昼蝉も黙しぬ「甲子園」声消し観居ればただエアコンの音
令和五年八月二十一日
8
酷暑に、蝉も、選手も、我らも、ど...
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「大文字焼き」の消炭採りは小四で父母弟もゐし七十年むかし
令和五年八月二十日
5
今年の「五山送り火」は、八月十六...
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立秋の十日後暮れ方エアコンの音に重なる初のつくつく
令和五年八月十八日
10
自然界の、出番は自ずと参ります。...
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さりげなく追い越ししたるウオーキング追い越されをり今さりげなく
令和五年七月九日
3
せんかたなしです。ギアアップは、...
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夏めくも梅雨降りやまぬ裏林相談相手のなき穴の蝉
令和五年七月八日
3
今晩穴を出発しようか、どうしよう...
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フェンス下コンクリ壁の空蝉はいのちをつないだ真夜の語り部
令和五年七月七日
2
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朝顔のつるは支柱を厭ひたり花芽抱きてわが道往くや
令和五年七月六日
6
地面を這い回ることになるよ。巻い...
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濃藍より茜へ朝顔無言劇夕さるまでの時のまにまに
令和五年七月五日
4
風情ある、見飽きない化学変化です...
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目覚むれば白む気配に脳そと二十四節気、季語とあそび出す
令和五年七月四日
3
新鮮な自然詠を詠むことが、だんだ...
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つゆ晴れ間玄関ノブのカメ虫の最臭兵器持する落ち着き
令和五年七月三日
4
触ってどかすことも一寸ね。困りま...
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つゆ明けず桜並木は青昏くニイニイゼミに静けさ増せり
令和五年七月二日
3
七月初めに、ニイニイの低い斉唱に...
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家族連れににぎわひたるファミレスへファミリー・レス客静かに増せり
令和五年七月一日
3
私のタウンも、お一人様の御宅が、...
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