鞘森天十里さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- ぐるぐると喉を鳴らして目を瞑るブラッシングに老いたる猫は 令和五年六月三十日 4 もっと見る
- 真夏日に御堂の内はひんやりと虚空を睨む阿修羅はしづか 令和五年六月三十日 6 もっと見る
- 思ひ出は組紐のごと美しく互ひに絡み結はれ解かれ 令和五年六月五日 8 もっと見る
- 鎌倉の浜辺で戯るる若人よ真下に埋もるる歴史を知らんや 令和五年四月二十八日 4 由比ヶ浜や材木座海岸は、新田義貞... もっと見る
- しづやかに馬は立つなり装蹄の釘打つ音に瞼閉ぢつつ 令和五年四月二十六日 12 もっと見る
- キッチンは高き日入らず苦瓜の青白きわたひとり刮げる 令和五年四月二十一日 7 夏は太陽が高くて、部屋の奥まで日... もっと見る
- 青々と息吹眩しき窓の外病棟より見ゆ生命の謳歌 令和五年四月二十一日 7 丁度一年前、手術を受けて入院して... もっと見る
- 青空に飛び込んでゆく魚となる湿度を帯びてなつの前の日 令和五年四月十八日 4 もっと見る
- 地下の書庫は古書の匂ひが充ちてをり深呼吸して階段上がる 令和五年四月十二日 6 書庫とか古本屋の匂い、好きです。 もっと見る
- あの丘の東に四つ葉のクローバーいっぱいあるのは秘密にしとく 令和五年四月十日 11 もっと見る
- 行きつけの蕎麦屋で出されし筍の天麩羅うまし初物なりと 令和五年四月九日 8 試食してみて、と出された筍の天麩... もっと見る
- 誰にでも故郷ならばあるはずで私はそれが東京なだけで 令和五年四月七日 4 東京、歌の中でも酷い言われようを... もっと見る
- わたくしが知りわたくしを知る街が徐々に消えゆく高架化のため 令和五年四月七日 5 鉄道高架化工事のため、線路沿いの... もっと見る
- わたくしの愛するものが愛されるそういう世界でわたしは生きたい 令和五年四月六日 10 もっと見る
- この春に生れしとねっこ跳ねるごと草地を駆けて世界目指さん 令和五年四月六日 3 もっと見る
- 真円を目指して丸くなる猫の渦巻いてゐる喉から春雷 令和五年四月三日 7 もっと見る
- はじまりは明るかりけり窓の外朝日の中に欅芽吹いて 令和五年四月二日 7 もっと見る
- 街中はネオン渦巻き我らみな訴求の海に溺れゆく貝 令和五年四月一日 6 もっと見る
- 一年を振り返りまた加速して歩む三月三十一日 令和五年三月三十一日 3 年経るごとに時が経つのが早くなり... もっと見る
- ベランダで鳥が囀るのをじっと窓辺で見つつ猫ナナッと鳴く 令和五年三月二十九日 7 もっと見る
