大元油谷之助さん
のうた一覧
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紅ほっぺ。ビニールハウス春めいて 赤い雪洞 温泉の村
令和四年三月四日
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少しづつ人の陣地が狭まりぬ。旧...
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春 剥がれ落ちて、緑に応ふ 川。鵜のかづくあり、追う 八重の花
令和四年五月六日
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誰が植え誰が定める 廃院の門に立ちたる、あじさいの色
令和四年六月二十六日
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この前の蛙の歌の会、歌を投げっ...
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岩溜まり伏流水の涸れ川にかかる白雪、しまう文旦
令和四年二月十八日
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他所の家のことなのですけれども
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万両の一木、かうべ照り映えて 地に近き実は早や萎みけり
令和四年二月二十一日
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たまたまかもしれない、けれども。...
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利き風に 垣の茶梅のふり敷いて今や今さの三界の草
令和四年二月二十一日
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茶梅 サザンカ。ちゃうめで読んで...
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筍のように出でたる鉄塔は、一山かげの尾根のストロン
令和四年二月二十六日
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川へりにいつも咲いてる、赤四つ サイレンの花。今しづかなり
令和四年二月二十八日
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この巨き木はこころから芽吹いている。咲けば引き合う粉を着た弾
令和四年三月一日
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何かで他者の優位に立とうとする...
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峠道 舗装のわだち、溜まる水撒かれて繁し 苔の法面
令和四年三月一日
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自動車専用道が出来ても、した道...
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うろこ雲 しづける川に群れのぼる蝙蝠おうぎ、鯔グライダー
令和四年三月一日
2
※阿武川デルタ イナグライダー...
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川がどの、うみへ適くとか 富士山の左右どちらに海があるとか
令和四年三月六日
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ボーリング屋の看板が回っている...
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すず色に響める月は、微かなるかはづの音より 近くありけり
令和四年五月十九日
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この朝に分かれて上はあといくつ、夜を奪うか 春の浮き橋
令和四年二月十七日
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鴨は未だ飛び立たないで居る様子、竝みよろふ山 雪閉じにけり
令和四年二月十八日
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あと十分 時計をとめて、カルーセル。まき戻せない日曜の夜
令和四年六月二十六日
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2022.06/26 23:50
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