シダさん
のうた一覧
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友を呼び類と交はせし言の葉は残響室を出づれば貧し
令和二年十一月十一日
2
「内輪受け」に特化して尖つてゆく...
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わが裡に降り積もりたることのはの地層を指してきみと呼びたり
令和二年十一月九日
4
「きみ(他者)」として指すことが...
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毘盧遮那の三千世界遍照す観測可能宇宙の一隅
令和二年十一月九日
2
三千大千世界の広大さも「観測可能...
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ひとりづつ火の穂のちさき身を寄せば天に火群の焼かむいざみよ
令和二年十一月八日
2
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ながながしうの花腐し絲なりしゆふにてしばししばらるるみよ
令和二年十一月八日
1
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たそかれの風の身にゆふ香居りせばさきのよのひと思ふこそうめ
令和二年十一月八日
3
本来は「むめ」表記でせうが、言葉...
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松の葉の針を垂らせばつれなしもくらくかかるはみなもの影か
令和二年十一月六日
3
松葉の針で太公望を気取るも連れが...
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おくやまに人のふみ跡辿りせばいづれきりにていかで帰らむ
令和二年十一月六日
2
先人の通つた跡を辿りゆけど、いづ...
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異ざまを殊に避くるは常の事ことごとし言ばかりぞ繁く
令和二年十一月六日
2
自戒も込めつつ。
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「味方」とふ正義ならざる身にてこそ悪を倒すはかなしかりけれ
令和二年十一月六日
2
「悪」にはなれても「正義」にはな...
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性なるをひたにすなるはけものなり こと挙げすこそひとの性なれ
令和二年十一月五日
1
「人の性」やら「本能」やらとこと...
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須佐之男の物部ぶりも昔なればかくれ出雲の山門に入るか
令和二年十一月四日
1
歴史にも民俗学にも明るくないので...
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青白くかさを負ひたる弓張にいむと望めど射手隠らくも
令和二年十一月四日
2
弓張の月はぼんやりと暈をかぶり、...
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落胆の帰路の背に声振り向けば 肩とはらわた「落としてますよ」
令和二年十一月四日
2
親切な人のお陰で落とした肩も胆も...
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辞書引けばその名カメリア・サザンカと知る言の葉は花にあらねど
令和二年十一月四日
2
辞典や検索などで言葉を調べるのは...
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人にうみまた人にこひよにをりて数へるうき名片手もあらで
令和二年十一月三日
2
夜に指折り数へたとて浮き名は片手...
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夜の月はむかしの面みすれども吠ゆるを忌まむ世にうきし身か
令和二年十一月二日
1
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事の端をかけすさぶるに淫せしはいやしきこころ隠さましとぞ
令和二年十一月一日
1
「遊びをせむとや生まれけん」など...
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知るほどに知らざるを知るはたらきのおそれのこころ知るとぞ呼ばむ
令和二年十一月一日
1
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石庭に水を見はせて雅ぶるは渇きをしらぬすさびならずや
令和二年十一月一日
1
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