シダさん
のうた一覧
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言の葉にこころもあらで人を排すいかで「自由」とそれを呼ばむや
令和二年十一月十八日
3
他者を排斥する言葉に「表現の自由...
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クリスマス除夜の鐘のち初詣ただし菊花を闕くはゆるさじ
令和二年十一月十六日
1
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多神教の寛容かたる人の目が豚を食へない人を嗤ひぬ
令和二年十一月十六日
1
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「無宗教」名告る宗派の敷く国で神を持てるは異端とせらむ
令和二年十一月十六日
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confeitoとふ帰化種の星をふくみをり棘うす甘く刺すもあたはず
令和二年十一月十五日
4
「confeito」はポルトガル...
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床に臥しくらしよのすみ窓のふちふきしはなびら惜しむまもなく
令和二年十一月十五日
1
まだ「老人」といふ年齢でもないの...
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としの瀬も待たず人波せき寄せてうしと歩まば屠らるる身か
令和二年十一月十五日
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雨のあとのそり出でしかひきがへる踊るかたちで車道に乾く
令和二年十一月十三日
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「自然との共存」といつたやうな言...
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天高く釣瓶落としや涸れ井戸のやみにかへるはふしつき待たず
令和二年十一月十三日
2
床に臥せつてゐると目覚めれば日暮...
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音なはぬ秋雨のよにふりければかりほの庵に立つ鳥を聞く
令和二年十一月十三日
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みを結ぶつゆの珠こそ重からめ柳に風と吹き流さまし
令和二年十一月十一日
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ただ気楽に風に吹かれて在るのも存...
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人をうみ山隠れたるほととぎす血に鳴くうたを誰に聞かせむや
令和二年十一月十一日
1
歌詠み(に限らず何らかの表現者)...
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友を呼び類と交はせし言の葉は残響室を出づれば貧し
令和二年十一月十一日
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「内輪受け」に特化して尖つてゆく...
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わが裡に降り積もりたることのはの地層を指してきみと呼びたり
令和二年十一月九日
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「きみ(他者)」として指すことが...
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毘盧遮那の三千世界遍照す観測可能宇宙の一隅
令和二年十一月九日
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三千大千世界の広大さも「観測可能...
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ひとりづつ火の穂のちさき身を寄せば天に火群の焼かむいざみよ
令和二年十一月八日
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ながながしうの花腐し絲なりしゆふにてしばししばらるるみよ
令和二年十一月八日
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たそかれの風の身にゆふ香居りせばさきのよのひと思ふこそうめ
令和二年十一月八日
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本来は「むめ」表記でせうが、言葉...
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松の葉の針を垂らせばつれなしもくらくかかるはみなもの影か
令和二年十一月六日
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松葉の針で太公望を気取るも連れが...
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おくやまに人のふみ跡辿りせばいづれきりにていかで帰らむ
令和二年十一月六日
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先人の通つた跡を辿りゆけど、いづ...
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