椿さん
のうた一覧
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さみだれもつゆも分たぬ六月のくりからもんもん言葉の背なは
平成二十一年六月六日
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去年も同じようだったけど、五月か...
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あじさいの色はしろくてやがて射す日はあかるくて今日は晴れみたい
平成二十一年六月七日
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箱根登山鉄道のあじさいはまだ一分...
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口語というより落ちついた書きことば易しい文語が終のかたちか
平成二十一年六月八日
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ブレーキの欠けたバイクに駆けのりて修羅のやうには走れぬものか
平成二十一年六月十一日
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この頃思うこと、ひとの修羅はどう...
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この街のこの場所ふたりゐて見もせずにまた分れ合ふ街角
平成二十一年六月十三日
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去年からことしにかけて随分いろい...
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あぢさゐの咲きゆく季節七日づつかぞへるやうに土曜来たりぬ
平成二十一年六月十六日
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あじさいはどこにもあるが、登山電...
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明け空のくれない色に染まるころいつのまにやら眠りにおちた
平成二十一年六月十七日
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夜明けは四時半くらい。 今ごろ...
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ことひきの稚なきときは波にのり砂上をすべり河口にあそぶ
平成二十一年六月二十一日
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もしかしたら「音をだしてなく魚」...
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ひとなつを咲き通して往還のわれを見送るキバナコスモス
平成二十一年九月七日
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ゆく秋に彩りを添えるひともとの花...
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小雨みち下るバイクに傘はなしシャツは濡れるさ乾けばいいさ
平成二十一年九月十四日
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推定標高100メートル地点。西丹...
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球根の毒もてまもるあぜ道に咲いてふえるか曼珠沙華
平成二十一年九月二十一日
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田んぼのあぜに野ネズミやモグラが...
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秋空の皇帝ダリアそなたより勝さる香色で咲く花もある
平成二十一年十一月二十九日
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皇帝ダリアって重い。まるで竹のよ...
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白熱のひかりをうけて花の芽をひとつ増やした皇帝ダリア
平成二十一年十一月二十九日
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皇帝ダリアがきれいに咲いています...
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午後に射すあかいひかりがたそがれのモノトーンにかわる湘南電車
平成二十一年十二月十三日
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箱根をはさんで天気も気温もちがう...
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桃の木が燃え立つやうな春麗おまへの季節まだこぬよ
平成二十一年十二月三十一日
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春麓/チュンリー/Chun-Li...
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ただひとつ髪かざりだけ好きなんですみんなきらいな飾りのなかで
平成二十二年一月二十四日
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かんざし、りぼん、その他いろいろ...
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春の日のあかしと思ふ白梅の花のほころびとけゆく朝は
平成二十二年一月二十五日
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これから2月の末くらいまで梅の花...
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めづらしき形に結ふた黒髪を佳しと思へり染めもせで
平成二十二年二月七日
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髪の半分を束ねて後ろで結んだだけ...
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摂氏二度まで冷えながら曽我山の明けの空みている魔術師よ
平成二十二年二月八日
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摂氏二度というのは、場所によって...
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アルミ箔ぷっとはきだすその朝と夜はおぼろにかすんで見えぬ
平成二十一年五月五日
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