名鈴さん
のうた一覧
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うぢ川の 氷魚は網代に 誘はれ 大海も見で みづから出でる
令和二年十二月三日
9
世間知らずの私。あなたを愛すると...
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風騒ぎ 雲に迷ひし 隻鳧にも 羽うち広げ 夫ぞ来たれる
令和二年十二月二日
8
動揺しましたが、やはりあなたしか...
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嬉しびと 二層倍もの 悲しびを ともに与ふる 汝を否ぶまじ
令和二年十二月一日
11
あなたが好きだから。
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君を知る 前と変はらぬ 月なりと 身に言ひ含め 一人で眺む
令和二年十二月一日
8
もともとは 一人で見ていた ...
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今更に 命に向かふ 恋心 息の緒さへも 君に委せて
令和二年十一月二十八日
7
「より多く愛した者の負けなのです...
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八隅知る わが天皇の 御稜威こそ 存ぜぬ人の よもやあるかは
令和二年十一月二十八日
5
この小さな身でも、十分にわかって...
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袖絞る 物語あまた 読みしかど 飲みてぞ知るは 涙の苦さ
令和二年十一月二十八日
9
あなたのやさしさは、よくわかって...
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遅く来よ 君が契りを 頼みにし 汀にて待つ 三瀬川かな
令和二年十一月二十八日
7
やはり私には身分不相応な夢のよう...
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偶に 僅かに君と 見合ふより おほけなけれど 来む世まで欲す
令和二年十一月二十七日
6
あなたが矢馳せ馬にお出かけになっ...
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君を離く 冷たまし風 我が燃ゆる 身をも乱して 憧れさすよ
令和二年十一月二十七日
10
人の心がわからない秋風が、あなた...
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幾十度 君偲びけむ 耳に声 眼に姿 今宵逢ふまで
令和二年十一月二十六日
8
最後にお会いしてから今夜までに、...
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我もまた 郁子となるべし 君ならで 誰にこのみを 曝すものかは
令和二年十一月二十六日
14
口を割らないあなたがムベとあだ名...
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枕辺の 夜も隠れぬ 柚の香り 恋ふる思ひも 増して溢らる
令和二年十一月二十六日
7
夜になったからといって、ユズの香...
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この柚こそ 汝が袖に香を 留めしか 我も抱きて 身に移さばや
令和二年十一月二十五日
12
香り高い黄金色のユズ。 あなた...
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草枕 寒さ厳しき 道の奥 旅寝重ねて 御軍行くらむ
令和二年十一月二十四日
20
冬が長く厳しい東国へ向かう方々を...
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逆らひて 仇をなさむと する鬼は 海山のみに 潜むものかは
令和二年十一月二十三日
15
害をなそうとする者は、遠国だけに...
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過ぎ去りし叶はぬ恋の思い出が今も心に疼き続けり
令和二年十一月二十二日
1
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一人臥す 後ろめたかる 淋しき夜 風の音さへ 吾を驚かす
令和二年十一月二十二日
8
一人の不安な夜は、少しの物音に目...
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遥遥と 小塩山より 来るもみぢ 座を設けては 傅き据ゑむ
令和二年十一月二十一日
12
もみじを丁重にお迎えします。 ...
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齧るごと 本に顔寄す 我が姿 紙魚の変化と 人は笑ふよ
令和二年十一月十九日
10
一人で本を読みながらニヤニヤして...
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