名鈴さん
のうた一覧
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咲き誇る 暇もあらで 日次ぎ降る 雨にくたされ 流るる花殻
令和二年七月四日
11
毎日雨ですね。
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笠あれど 篠突く雨を 防かぬと 空を見上げる 信楽狸
令和二年六月二十七日
13
庭には、三匹の信楽焼きのタヌキが...
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水鳥の 葦間の塒 この雨で もしや漬かじや 雛事無しや
令和二年六月二十六日
14
雨で川の水嵩が増すと、子育て中の...
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日の欠くる 天変何を 諭すらむ 疫病流行りて 祭りも叶わず
令和二年六月二十二日
8
私の住む地方では雲が厚く、日食を...
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見目よかる 女の口と 覚えらるる 桜桃の実を 静静と持つ
令和二年六月二十日
10
山形県のサクランボ、佐藤錦。旬で...
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梅の実に 宿る香りは 雨ごとに 増して溢りて 甘くとろめかす
令和二年六月十八日
14
梅の実が黄色く熟し、枝から落ちて...
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同じきか 池より出でて 丘のぼり 卵産みたる 去年の母亀と
令和二年六月十七日
7
村の池には亀や鯉がたくさんいます...
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柿の実の 甘く熟るれば その折に 訪ふべしと 笑ふ客人
令和二年六月十五日
11
知人が帰り際に、柿の木に青い実が...
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燕 ここなる虫を 持ち帰れ 巣に居る雛ら 口開けて待つ
令和二年六月十四日
12
ツバメの子育ての時期ですね。 ...
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月よりも 雨を恋ふるか 紫陽花は 良げに濃く見ゆる 朝の花びら
令和二年六月十三日
13
夜の雨に打たれたアジサイは、みず...
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木造りの 学び舎からの 帰り道 水張田に探す 兜蝦たち
令和二年六月十一日
9
私が通っていた小学校は、低学年が...
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闇に溶け 蛍は川へ 戻りしか 露草のみが 残る虫籠
令和二年六月十日
5
こどもの頃、捕まえたはずの蛍がい...
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硝子瓶 氷砂糖と 青梅を 詰めて待つだけ 夏味果蜜
令和二年六月十日
14
お酒を全く飲めないので、家で採れ...
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僻目なし 翡翠こそは 夏の日に 煌めきて飛ぶ 青き宝玉
令和二年六月九日
10
家にカワセミが飛んで来てくれまし...
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蝶舞はば 茨も花を いとど増し 薫る蔓にて 絆さむとす
令和二年六月八日
8
揚羽さまの御歌、いつもステキです...
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片喰は 絶えぬ根を持ち 種飛ばし 家の紋にも 成り上がりたる
令和二年六月八日
6
葉はハート型で、花は黄色で可愛ら...
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恋知らぬ かたき乙女か 折らせじと 棘を構ふる 白き野茨
令和二年六月七日
15
ノイバラは野生のバラで、今とても...
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蛇の目は 夜に光りて 螢かと 見紛ふらむと 子威しけりな
令和二年六月五日
9
子供の頃、大人達から「蛇の目も蛍...
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ふるさとの 螢の便り 届きしに 狩りたき心地 逸りて止まず
令和二年六月五日
5
故郷は田舎なので、今でも小川で蛍...
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藪枯らし 離れよ汝の 縋る木も 立ち栄えたき 生活ぞある
令和二年六月四日
9
ヤブカラシはつる植物で、木などに...
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