名鈴さん
のうた一覧
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君とまた 歩まるる効 有り難し 返り申しせむ 心を尽くし
令和三年九月五日
12
体の調子はとても良いです。祈祷も...
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これぞとて 一度巻きし 蔦葛 かなぐり剥がば 地に伏し枯れむ
令和三年九月五日
13
あなたにお会いするまでは、父母の...
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物病みに はかなく消ゆる 時にさへ 思ひ絶えざる 愛しき背子
令和三年九月五日
11
意識が遠のき、死が頭をよぎる時も...
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数ならぬ 我が身なれども 息の緒に 思ふ恋こそ え憚らざれ
令和三年九月四日
8
宮様のお嘆きや苦しさをおいたわし...
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わたつみの 至り深かる 底知らず 小波に転ぶ 磯の貝かな
令和三年九月四日
7
あなたは深いお考えをお持ちなのに...
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月に生ふる 桂の丈の 高ければ 思ふ空こそ 安からざりけれ
令和三年九月四日
11
あの方を信じているけれども、やは...
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久方の 月の桂の 光増し 人を留むる 秋は来ぬらむ
令和三年九月四日
9
桂川の宮様はきっとお美しい方なの...
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入りやらで 見送る君の 橡の 袖に今また 掻き抱かれたし
令和三年九月三日
11
出仕の時刻です。背中を見送ってい...
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夜の間に 打ち混じりたる 二つ香も 飽かぬ別れに 薄らぎにけり
令和三年九月三日
6
二人の香りは溶けあっていたのに、...
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大浜の 波に隠るる 片つ貝 よくも掬はる 汝が掌に
令和三年九月三日
10
浜には数えきれない貝がありますの...
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打ち寄する 波に溺れき 闇の中 水の音にぞ 覚め君求むる
令和三年九月二日
14
夜半の雨に目が覚めました。横にあ...
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燃え果てて 絶え入りたらば 君が手で うち掛け給へ 秋さり衣
令和三年九月一日
9
沈みましょう、深く。
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熱りの 君から我に うち移り 暑かはしかる 長月ぞ立つ
令和三年九月一日
7
あなたが衣に隠していた熱が、私の...
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家の外は あき風吹けど 御簾の内 未だとこなつ 盛りとぞ咲く
令和三年八月三十一日
16
あついですね。 *...
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馴らしたる 夏の扇を あき来とも 忘れで撫でよ 身近く置きて
令和三年八月三十一日
13
許していただけてよかった。心配を...
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心皆 更にも言はず 躯籠め もて扱はむ 愛しき君が物
令和三年八月三十一日
8
あなたのために美しく健やかであり...
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戯り過して 困じて眠る 男子かな 勇みて歩き 萎え居る我は
令和三年八月三十一日
9
昨日は気がはやり、歩きすぎてしま...
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恋夫と 夢の心地に 語らひつつ 日日並べてほる なほ覚めざれと
令和三年八月二十九日
13
あなたとお話していると、幸福感に...
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返さへば 我が事ばかり 語りけり 君が情けの 笑みに甘えて
令和三年八月二十九日
12
一人になって思い返してみると、自...
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雛鳥の 巣立ちを急ぐ 心地かな 百羽掻きして その日を待たる
令和三年八月二十八日
10
手を引いてもらったり、物につかま...
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