KENさん
のうた一覧
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木莓は 遠きあの日の ほとの味 舌が哀しく あなたをさがす
令和二年二月二日
8
Tarte aux frambo...
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狩人が 右肩に負ふ 血溜まりの 落ちる音追ふ 闇に凍えつ
令和二年一月三十日
7
雪になれず落ちた雨の後のオリオン...
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訳もなく 夜を刻むかな 雨垂れは 氷柱になれず ポツリポツリと
令和二年一月二十八日
8
冬の雨音を聞く夜半☔
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風よりも ほころび匂ふ 梅よりも オリオンの火に 行く時を知る
令和二年一月二十七日
7
それはそうとベテルギウスの運命は...
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夜の全て 薄墨に染め 立つ霧に 冬鳥の聲 迷ひ漂ひ
令和二年一月二十六日
12
数日前の深夜 すごい川霧でした。...
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またひとつ あらたまの春數珠にたし 辿る遍路に巡る梅の香
令和二年一月二十三日
2
もう一首(一句では無い^^) ...
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重き闇 冬のさくらは押し上げて 千手菩薩の如く我觀る
令和二年一月二十三日
12
裸の枝は千の手 枝先に付いた冬...
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にわたづみ 樋の流れに 目覺むれば 夢に同じの 今朝のあはゆき
令和二年一月二十一日
11
夜半見た夢のように履かない雪が降...
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なにゆゑに 春とうそぶき 影散らす 冬月おぼろ 梅が枝の奥
令和二年一月十八日
14
1月18日03時30分 月齢...
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雪の如 清くもなれず 雨の如 流せもせずに 霙に濡れる
令和二年一月十六日
13
15日の朝を。 今年は粉雪も地...
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寒き夜の 恋のみだれの 後のやう 騷ぐ雲間に 月の白肌
令和二年一月十五日
13
月齢17.9のありあけ。朝5時に...
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ななかまど いつつぶむつぶ 噛み碎き 街で野猿は ちひさくまろむ
令和二年一月十二日
12
駅前ビジネスホテルの入口に植えら...
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望月と 唐梅に噎せ 落ちる咳 路に転がし 蹴りつつ歩く
令和二年一月十一日
13
蝋梅にほう夜道
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ひかりつつ 二両客車は すべり行く 夢のつづきの プラチナの野辺
令和二年一月十日
11
正月三日の朝 微熱に逆上せつつ移...
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泥土の如 チューブを濁す 黒き血が 一瞥投げて あざ笑いけり
令和二年一月九日
11
身体を離れた自分の血が魂を持った...
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雪の燈に 瀬音ばかりが 浮かぶかな 逝きたき程に 更けゆく闇に
令和二年一月八日
10
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たましひを 何處かへいざなふ 白き羽根 ひとひら舞ひ落ち 朝霜の上
令和二年一月五日
8
霜の上に落ちていたガガイモの綿毛...
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香の木は やわき菩薩の かたちして かじかみ合はす ゆびさきの奧
令和二年一月四日
12
信達霊場第五番城山観音(じょうや...
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珈琲と ガトーショコラの 気だるさを 微熱に混ぜる 冬ばれの午後
令和二年一月三日
12
発熱なんて20年ぶり。スイーツと...
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狐らが 慌てふためき 嫁支度 おほつごもりの しぐれと虹に
令和二年一月一日
9
大晦日、仕事中に見た日照雨と虹を...
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