滝川昌之さん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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一行の過不足もなく日々五行 鉄道員(ぽっぽや)らしい亡父の日記
令和四年六月一日
14
こんばんは。 病室で絶筆す...
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絶滅の危機に瀕する白熱灯 外の納戸の風前の灯よ
令和四年五月二十一日
11
こんばんは。 LED電球に押さ...
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また一つ部屋の灯が消えトキワ荘 昭和を閉じる「これでいいのだ」
令和四年四月七日
13
こんばんは。 『オバケのQ...
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年に二度 吸わぬ煙草に 火をつけて 吸い口石に 向ける彼岸か
令和四年三月二十一日
16
こんばんは。 私も家族も煙...
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陽ざしには春の気配の寒の日に「太陽の季節」惜しまれて逝く
令和四年二月一日
13
こんばんは。 ご冥福をお祈...
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刺すほどの力も失くて近寄れば叩くことなく払う秋の蚊
令和三年九月十二日
12
こんばんは。 細かな雨が降...
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舗道にて土に帰れぬ亡骸を見過ごす度に蝉の悲しき
令和三年八月十五日
16
こんばんは。 力の限りに生...
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十九年命日いつも湿っぽい梅雨に逝っては泣かせる母よ
令和三年七月一日
17
こんばんは。 母が亡くなって十...
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瀬音無く舗装道路に欄干が地名としての「橋」遺しおり
令和三年六月七日
17
こんばんは。 昨日の朝、大...
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客引きは鶯谷のキャバレーに平の親父を社長に仕立て
令和三年四月五日
17
こんばんは。 今日は寒くて、藤...
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背負っては剛を制した三四郎 惜しまれつ散る桜の時季に
令和三年三月二十四日
20
こんばんは。 別歌を作歌用...
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論戦に男らの吐く煙草臭 三島由紀夫は東大にいる
令和三年二月二十六日
17
こんばんは。 昨年、『三島...
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予備校の新舎のすみに墓碑ごとく老舗料亭屋号を遺し
令和三年一月三十日
12
こんばんは。 東海道の『藤...
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警笛は通過電車の年の瀬の人身事故の多きを嘆く
令和二年十二月十九日
13
こんばんは。 昨日の朝は人...
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孤独とは慣れてた頃には平気でも戻るとなれば辛いのだろう
令和二年十二月十三日
15
こんばんは。 喪中はがきを...
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横か下 現状維持か悪化する あみだくじごと健診結果
令和二年十一月二十四日
11
こんばんは。 例年四月の年...
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果たせない古い約束かき混ぜて喪中はがきの友の名に酔う
令和二年十一月二十二日
15
昼前から、飲んでいます。
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耳の裏やっと届いて長年の敵のごとき白髪ひき抜く
令和二年十一月十五日
14
こんばんは。 情報番組に触...
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遠吠えは痩せ犬にして冷え込んだ欠ける月夜の路地裏にある
令和二年十一月十一日
18
こんばんは。 たまに来る、チャ...
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絶滅の危機に瀕する飲み会は 「オヤジ種」 群れるオアシスでした
令和二年九月二十六日
15
こんばんは。 『危機』か『...
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