もりさん
のうた一覧
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知ることは上書きみたいに記される刺青禁止意味がわからず
平成二十八年一月七日
6
だと思うんですよ、銭湯のおじいち...
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氷菓子頬に溶かしてバスを待つ鳴きそうにトリ泣きそうにヒト
平成二十八年一月二十日
6
子どもですら雪を睨みつける。かき...
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湯煎されすぐに蕩けてしまうからはちみつにある苦味、抵抗
平成二十八年一月二十七日
6
ただ許しているわけでないのだ。
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暴走のなかに夢というものの破片あるからあるらしいから
平成二十八年二月三日
6
でも、そんなものない。ないらしい...
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饒舌に頷いている喫茶店サマータイムが響く真冬日
平成二十八年二月十七日
6
ちぐはぐが、どうでもよくなること...
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素晴らしい自由の果てが賑やかで海の隣はいつも魚河岸
平成二十八年三月十日
6
わたしたちは魚だったね。
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きみに触れ僅か離れた胸元がわたしの部位でいちばん正義
平成二十八年四月二十七日
6
それを脳みそが、まとめているフリ...
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お豆腐に醤油掛けても兄弟の両方好きになってはいけない
平成二十八年五月十六日
6
逆も言えます。姉妹バージョン(笑...
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福福と音聞こえそう頬紅と夕焼けの色同じの時間
平成二十八年六月九日
6
またまたご無沙汰です(^^)梅雨...
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丑三に似た夕刻宿題も息もしたくない 良く空は焼けて
平成二十八年六月三十日
6
今から「fake」観ます。
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グラスから迫り出している親愛をくちびる添えて丁寧に吸う
平成二十八年七月六日
6
なんだか卑猥な感じになってしまっ...
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ずぶ濡れを憐れむように見るなかれヒロインなのだこのお笑いの
平成二十八年八月十一日
6
わざわざ傘を差さずに濡れて帰る。...
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甘い菓子選べば懺悔ばかりして項垂れている罪人の顔
平成二十八年八月二十八日
6
欲望をみつけてしまったこと、欲望...
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空焼けて厨静けき窓際に蒲公英の黄仄か灯りて
平成二十七年三月三十日
5
キッチンの蛍光灯を付けないで暫く...
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喉鳴らし水飲みし朝吸殻の残り香君を洗い流せと
平成二十七年四月二日
5
匂いって一番記憶に遺る。煙草の匂...
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地下鉄の青黄赤を例えれば男の種類三通りになり
平成二十七年四月十八日
5
使い古した黄。気取った青。不便な...
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潮干狩り貝の数だけ傍に居た記録のような粒は小さき
平成二十七年五月六日
5
やっとのおやすみ。潮干狩り。カラ...
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そういえばアイシテルって言ってない朝顔洗うほどに普通の
平成二十七年五月八日
5
最近どころか弾み以外言ったことな...
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浄水器一度付けたら戻れないあの時の君凄く好きでも
平成二十七年九月二日
5
そういうことが多い。
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会うたびにわたしの知らぬきみがいて取り出す財布がボッテガになる
平成二十七年九月四日
5
遠距離恋愛はどれこれも成就しなか...
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