呉竹の憂き節さん
のうた一覧
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和歌の浦つもる真砂はわが君の数なき齢よみもつくさじ
平成二十七年十二月二十三日
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身の憂さをまさる沢とも思はずはさてこそ淀の淵も見ましか
平成二十七年十二月二十三日
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天の門をわたる氷の影寒みもりくる葉ごとむすびとむらむ
平成二十七年十二月二十二日
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そこひなきわが身の冬は谷なれや明けゆく空もよそにのみ見む
平成二十七年十二月二十二日
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風寒く憂き世の中に逢坂のせきあへぬ涙かたくもりつつ
平成二十七年十二月二十日
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いかにして積もれど消ゆる雪をただ我身の憂さに引きもかへまし
平成二十七年十二月二十日
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雪ごとにかたみにためむ白妙の袂をたのむ日こそたちぬれ
平成二十七年十二月二十日
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今ぞとも野中の水に月影のむすべる見ればつもる白雪
平成二十七年十二月二十日
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身の憂さは思ふどちこそあはれなれ山路にかれて心をぞすむ
平成二十七年十二月十七日
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離/枯 住/澄
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あしの葉も絶えぬ嘆きを水鳥のうき寝にわが身なに劣らめや
平成二十七年十二月十七日
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蘆/悪し 水鳥/見つ 浮/憂
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梓弓出でてひかれぬ憂き世には的外しなる身を射るや月
平成二十七年十二月十六日
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引/退
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心には猶捨てばやと思ふらむ憂き世にやすく経べき物かは
平成二十七年十二月十五日
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八重葎さして身になき取り所出ださじとのみ憂き繁る世に
平成二十七年十二月十五日
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木の葉だに風こそ散らせ四方になきゆきもやられぬ身をいかにせむ
平成二十七年十二月十四日
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逃れてもかひなき庵に冬の月われと憂き世にすめとさすらむ
平成二十七年十二月十三日
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散る紅葉わが身世にふる憂さなれや道をうづめて立つ瀬ひまなき
平成二十七年十二月十一日
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身の憂きをながめ信太のもり来るは露にもこえて恨みなりけり
平成二十七年十二月十一日
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嘆きには寝もせでぞ憂きよもすがら身の置き所あらし吹きつつ
平成二十七年十二月十日
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出ださじやわりなき世にもあは雪のたまれば折るる竹の憂き節
平成二十七年十二月九日
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厭ふ世はいさしら山に捨てて猶憂きを逃れぬ身こそ経にけれ
平成二十七年十二月九日
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