さえねさん
のうた一覧
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雨音は いつも僕らのあやまちを隠すふりして際立たせるの
平成二十七年六月二十三日
44
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吸わないの知っていたから窓あけて雨が降ってることに気づいた
平成二十七年六月二十三日
3
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喫煙の女と泊まる夜だけは喫煙ルームに予約をいれる
平成二十七年六月二十三日
2
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まだ水を吸わぬタオルを出しながら今夜初めて男を泊める
平成二十七年六月二十三日
14
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八階の風をふたりで浴びながら馬鹿な話もした遠い夏
平成二十七年六月二十二日
13
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過ぎ去りし春の墓守 一枚の花こびりつくビニール傘よ
平成二十七年六月二十二日
6
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久々の雨の傘より散る花よおまえあの夜憶えているか
平成二十七年六月二十二日
3
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点滴の管のようだねiPhoneに電気を送り続けるコード
平成二十七年六月二十二日
8
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iPhoneの充電コードつなぐとき水をつぎたすように、真夜中
平成二十七年六月二十二日
3
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窮まれることのなきこと水無月や祭りの果ての空の青さよ
平成二十七年六月九日
9
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夜深し 窓はひらいたままにしてはつ夏の香を焚きにけるかも
平成二十七年五月二十二日
4
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あたたかき雨こそ降らめ はるけくも遠き海より来た野分なら
平成二十七年五月二十二日
2
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ことことと卵をゆでるひとりさよ 嵐近づくその静けさに
平成二十七年五月二十二日
7
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みながねむり 今日が昨日に変わるころ 野分も役目終えているらむ
平成二十七年五月二十二日
1
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仏蘭西の文学語る少女なら三本までは吸わせてあげる
平成二十七年五月七日
3
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あふるるやこの世のひかり独占し ようかい体操第一おどる
平成二十七年五月七日
4
よーでるよーでる
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燗酒の余熱が消えるころまでに結論を出すことにしました
平成二十七年四月八日
3
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春なれど凍つる雨ふる朝の森 枯れた松葉を踏む赤いくつ
平成二十七年四月八日
4
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墓石に散るさくらあり たましいの苔むす春となりにけるかも
平成二十七年四月四日
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峯の雪はまだ消えがてにあずさゆみ春の御坂に花は散りつつ
平成二十七年四月四日
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