もぢずりさん
のうた一覧
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羽ばたきて遂に消えたる子をはじめ理解及ばぬ息子らをもつ
平成二十六年九月十四日
6
それぞれが遠くへ歩み去った 往...
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四十二の誕生日まで母吾を遠く歩ます虚数の軸に
平成二十六年九月十四日
4
虚数がなにかは余りわからないなが...
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生れしゆゑ生きゐる吾のニヒルにて定め越えたる君安寧ならむ
平成二十六年九月十四日
0
手前勝手な歌である
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夜ごと吾が飛び往く家の黒かりき一目見んとて忍び歩けり
平成二十六年九月十四日
2
夢の中で 家を巡り歩いた
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吾が去りて悲しき子らの家の夢夕べ影絵のドアは閉ざさる
平成二十六年九月十四日
2
毎晩のようにみた夢 閉ざされた...
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失ふと思ふだに膝頽るるそれが家族であるべき定義
平成二十六年八月二日
4
いつもに増してつたない歌になった...
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電車移動しつつパソコン開け本も読まんとしつつ若きの居眠る
平成二十六年八月二日
0
電車で漫画の雑誌を楽しんでいた時...
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歌の題「硝子の心」のみ覚ゆ自死三万の始まりし頃
平成二十六年八月二日
2
その後、「ガラスの少年」だったか...
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愛惜と罪悪感のみたつぷりと密封する日々その他は薄し
平成二十六年八月二日
1
その他の感情、の意味 31音の...
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自が声か胎児の鼓動聴きにしか迷ひ断ちたる只ならぬ情
平成二十六年八月二日
5
三ヶ月ごろの胎児をまともに感じた...
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完璧の体と心捨てて往くその算段のやや楽し気に
平成二十六年七月八日
1
最近思ったのだが。薬を病院でもら...
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弱音吐くメールは一度まさに手を差し伸べる時逸したる者
平成二十六年七月八日
2
ビタミン剤など送っていた。あれは...
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いつまでも点滅するを遠巻きに涙のボタンに触れぬやう居る
平成二十六年七月八日
2
うっかり触れないことが肝心
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幾年を音信不通か遠ざかる時増しゆくを数えたくなし
平成二十六年七月八日
2
もう数えても仕方ないし、数える気...
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タオルケット歯ブラシパジャマ一夜のみ泊まりて遺す君の痕跡
平成二十六年七月八日
3
難しい環境だったが、全てそろえて...
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苦の声の多き命の時すぎて解き放たるを浄土となむ呼ぶ
平成二十六年七月二日
1
こんな風に思っても自分の慰めにし...
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不憫なる愛しき子らのこの今を誰に托さむ生きよこの今
平成二十六年七月二日
5
三人の子をやすやすと授かった ...
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コンビニでこの瞬間にベントーを摂る子の姿現にツイッター
平成二十六年七月二日
1
ツイッターには同じ瞬間が映し出さ...
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あやまればすむことならずわがこらをかなしませたるわれをゆるすまじ
平成二十六年七月二日
2
われへののろい
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天の青とふ名の朝顔青年の死のごと開き切れずに残暑
平成二十六年七月二日
4
露草の青を少し薄めたような色 ...
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