もぢずりさん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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自死したる娘を理解する術やある父もさまよふ電子の海に
平成二十六年二月五日
6
何故かはわからず世をはかなんで ...
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墓山に庭石菖の淡き海影か光かうなづき浮かぶ
平成二十六年二月五日
4
いつの墓参りの記憶であったのか ...
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藍色の冬至前後の中空に夕星ひとつ頼られてゐる
平成二十六年二月五日
1
彼が去ってすぐからの冬空の悲しさ...
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かの人の世には知られで遺したる言の葉いくつ惜しまるるかも
平成二十六年二月五日
1
ひとから話を聞いて、夭折の歌人の...
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空色に塗りたる屋根をいただくはそのまますっととび立つ準備
平成二十六年一月三十一日
1
意味不明な歌 余りに屋根の色、...
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幻と玉の体は消え果てて白骨となりたるしらじらと
平成二十六年一月三十一日
2
下の句は句またがりになってしまっ...
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彼岸すぎ夏を見送る花鋏百日草の色は末枯れず
平成二十六年一月三十一日
1
百日草の気配が好もしい。 秋の...
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心萎え空も仰がずコンビニのレジの声にもややに頷く
平成二十六年一月三十一日
2
疲れが出たせいか、空を仰ぐ元気も...
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返歌してネット歌壇に遊ぶ間に汝へ供ふべき菊は咲きつつ
平成二十六年一月三十一日
4
引っ越して次第に環境を整えるべく...
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庭草は我が子等のごとそれぞれの形を成して日照りに負けぬ
平成二十六年一月二十三日
2
生き方のひとつとして、君も母の誇...
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死ぬほどの苦しみならばよく堪えしそれまでの日を褒めてやりたし
平成二十六年一月二十三日
3
想像する辛さに自分が耐えかねて、...
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空港へ涙構はず急ぎしに身は属さねば葬儀に行かざり
平成二十六年一月二十三日
2
モノレールで伊丹空港、キャンセル...
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もう自虐やめませんかと言ひくれし人とも会はず逆縁幾年
平成二十六年一月二十三日
2
いつまで悔やむ、かえって侮辱では...
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何を得し珠のひとり子生れたれど花咲かむとし散らせしもある
平成二十六年一月二十三日
2
まあ、自分だけに起こった事ではな...
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越してきたカンナ露草あをあをとさらなる日々へ作る思ひ出
平成二十六年一月十八日
3
放射能にもめげず? 祖父の形見の...
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鉢のまま運ばれて春露草の瞳の色は他に無き深さ
平成二十六年一月十八日
2
引っ越しに連れてきた露草 強い...
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忘れ得ぬ日に言霊はきらめくにすべりひゆ見て哀れ忘るる
平成二十六年一月十八日
1
小さな庭に宝石をぶちまけたような...
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幾月も供花の歌なく水無月の命日くるを知るや明眸
平成二十六年一月十七日
7
引っ越しと東北大震災の影響下にて...
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死にし子の空はいかにか冥かりしガラスに止まぬ空っ風の音
平成二十六年一月十七日
6
上の句が突然浮かんだ、空っ風の、...
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葉も花もなき如月に子を捨てし罰を乞ひをり綻び果てて
平成二十六年一月六日
2
罰を受ける確信があった。このころ...
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