工藤吉生さん
のうた一覧
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同一のポスター四枚ならぶうち奥から三番目を見てた人
平成三十年七月十日
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遠慮したレジの袋でできているみどりの星よあおい空気よ
平成三十年七月八日
8
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いいですよ隣の車輌にもうひとりオレがいたってかまいませんよ
平成三十年七月五日
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豪快にはみ出しているベーコンをかじって並のはみだしとする
平成三十年七月三日
5
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つかのまの光は自分に影がある事実を思い出させてくれた
平成三十年七月一日
3
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声のでる自販機いなくなってから記憶が鳴らすイラッシャイマセ
平成三十年六月二十八日
4
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ふざけてる替え歌みたい制服の上に乗っかるオレの顔面
平成三十年六月二十五日
7
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ギター弾く人のうしろを通るとき振り向かないでくれと願った
平成三十年六月二十三日
3
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仰向けにさせてみたってリラックスできないようだ我が家の猫は
平成三十年六月二十一日
8
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ありえない、ありうるなどと言い合っていると一面ゆうがたになる
平成三十年六月十九日
5
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高校のころのノートに「世界中の鏡を割ろう」とあり投げ捨てた
平成三十年六月十六日
5
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この人はこんな感じで怒るのか ヒトは怒ると大体こわい
平成三十年六月十五日
3
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仙台だ そう思おうとしてみるとややむずかしい東京の街
平成三十年六月十二日
5
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目の覚めるほどに真っ赤なトラックとあくびしている間にすれ違う
平成三十年六月十日
5
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赤信号わりと悠々渡ってる男見下ろすバスの座席に
平成三十年六月八日
6
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空調が紙ナプキンを飛ばしてく 生きやすいってどんなんだろう
平成三十年六月六日
8
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スランプと言われてすぐに思い出す「魔女の宅急便」のホウキを
平成三十年六月二日
5
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ニャンちゅうのものまね一度やってみるすこし似ていてまったく惨め
平成三十年五月三十一日
7
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夜だから道路で変な顔をした急ブレーキがぎゅうと聞こえた
平成三十年五月二十九日
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貼り紙に近づいてみるとまったくの白紙 窓から誰か見ている
平成三十年五月二十七日
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